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ラ・フォル・ジュルネ
【人物】 『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』
『グーグルで必要なことは、
 みんなソニーが教えてくれた』


グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた
 辻野晃一郎著,新潮社,2010年11月
 ★★★★

 <目次>
 1.さらばソニー
 2.グーグルに出会う
 3.ソニーからキャリアをはじめた理由
 4.アメリカ留学
 5.VAIO創業
 6.コクーンとスゴ録のチャレンジ
 7.ウォークマンがiPodに負けた日
 8.グーグルの何が凄いのか
 9.クラウド時代のワークスタイル
 10.グーグルでの日々
 11.グローバル時代のビジネスマインドと
   日本の役割





本書は元グーグル日本法人代表取締役である辻野氏の回顧録。
おもしろいのは何といっても氏の経歴で、20年以上ソニーに勤め、VAIOやスゴ録(おススメの番組を自動録画してくれる機能)、グーグルTVの原型ともいえるコクーンを生み出してきました。それら事業部門のトップマネジメントをこなしながらもソニーを退社した辻野氏。
本書はタイトルこそ「みんなソニーが教えてくれた」ですが、この言葉には皮肉がこめられていて、反面教師的な意味合いでの「教えてくれた」というニュアンスが強いように感じます。

大企業に「なってしまった」ソニーと新興企業のグーグルを改めて比較してみて、このままでいいのかな、と思わされる一冊でした。


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関連するタグ Otoya 【一般書】 【歴史/人物】 【経済産業】 辻野晃一郎
歴史/人物 | 12:45:18 | トラックバック(1) | コメント(0)
【マンガ】 『へうげもの』(2/2 第12服刊行)
価値とは何か、とは?

このマンガを読む限りでは、前者を「ビジネス」と置き換え、後者を「人生」と解釈できるかもしれません。
置かれた状況下でなんとか口を糊そうと糧を生みつつ、その苦労の上でアイデンティティを探ろうと足掻く。そういった生きることの辛さと意味を、こうもおもしろおかしく見せ付けてくれちゃうんだから、このマンガは本当にたまりません。


へうげもの(12) (モーニングKC)
 『へうげもの』
 山田芳弘著,講談社,2005年12月~
 現在『モーニング』にて連載中,単行本①~⑫服

 ★★★★★

 第32回講談社漫画賞一般部門ノミネート
 第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞
 第14回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞


 第1服~8服のレビューはこちら










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テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

関連するタグ Otoya 【その他】 【マンガ】 【文化/芸術】 【歴史/人物】 山田芳裕 へうげもの ★★★★★
マンガ | 23:01:16 | トラックバック(0) | コメント(0)
【歴史】 『年表で読む日本近現代史』
『年表で読む日本近現代史』 『年表で読む日本近現代史』
   増補改訂版

   渡部昇一

   2009年

   海竜社

   ★★★★








<目次>
第1部 栄光と活力に満ちた独立近代国家・日本への道
第2部 大正デモクラシー期の日本を覆った国際情勢の暗雲
第3部 戦後日本の経済成長と"東京裁判コンプレックス"




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関連するタグ sing 【一般書】 【歴史/人物】 渡部昇一
歴史/人物 | 23:12:50 | トラックバック(0) | コメント(0)
【文学】 『天地明察』
「天を相手に、真剣勝負を見せてもらう」

天地明察
『天地明察』

   冲方 丁

   角川書店

   2009年 11月 30日

   第31回 吉川英治文学新人賞
   第7回 本屋大賞 第1位
   第7回 北東文芸賞
   第143回 直木賞 候補作

   ★★★★★





<あらすじ>
江戸、四代将軍家綱の御代。戦国期の流血と混迷が未だ大きな傷として記憶されているこの時代に、ある「プロジェクト」が立ちあがった。即ち、日本独自の太陰暦を作り上げること。武家と公家、士と農、そして天と地を強靱な絆で結ぶこの計画は、そのまま文治国家として日本が変革を遂げる象徴でもあった。 実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれながら安穏の日々に倦み、和算に生き甲斐を見いだすこの青年に時の老中・酒井雅楽頭が目をつけた。「お主、退屈でない勝負が望みか?」 日本文化を変えた大いなる計画を、個の成長物語としてみずみずしくも重厚に描いた新境地。時代小説家・冲方 丁誕生の凱歌がここに上がる!
公式HPより




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関連するタグ sing 【小説】 【時代小説】 【歴史/人物】 【科学/技術/専門】 冲方丁 ★★★★★
文学 | 20:10:20 | トラックバック(0) | コメント(0)
【マンガ】 『Holy Brownie』
――小さな小さな彼らが去った跡には――



  『Holy Brownie』

   六道神士

   連載
   1996~1999年 『激漫』 ワニマガジン社
   2001~2010年 『ヤングキングアワーズ』少年画報社

   全6巻

   ★








<あらすじ>
朝になって……心優しい靴屋の老人が目覚めたときには――
小人たちのおかげで全ての仕事が終わっていたのです
そう…ピオラたちは本来そういう存在。
誰かの望みを知ってほんの少し流れを変えるだけ…

そして……
私の――今回の仕事は――
そして――
――小さな小さな彼らが去った跡には――
(Chapter X "ラ・ロンド・リュネール")



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マンガ | 22:22:22 | トラックバック(2) | コメント(0)
【社会】 『県民性』
◎たとえば関東なら……

群馬に行ったことのない人でも、「上州名物、カカァ天下にカラッ風」ということばだけならよく知っている。

埼玉を称して、サツマイモのようだといった人があるそうだ。あのサツマイモのはっきりしない味わいと、地味な特性のない存在とが埼玉ににているということであるらしい。

甲斐の国という名称はもともと山峡の峡(カイ)からきた。山と山の間と言う意味である。(中略)こうした貧しい山峡に閉じ込められ、つよい圧制の下で、人々はすぐれた民政家である信玄への渇望の念を、おさえようもなく募らせていたのである。かくて重なり合う山々とひとりの英雄のイメージとが、現在の甲州人気質を次第に作り上げていったのである。


◎たとえば四国なら……

四国にこんな小噺があるという。もし思いがけない金が千円入ったら、

愛媛「これはよかった、この金でなにか買ってかえろう」
香川「いや、まことにありがたい、これはそのまんま貯金しよう」
徳島「おお、こりゃええモトデができた、この金を何倍かに殖やして貯金しよう」
高知「こりゃもうけたよ、さっそく祝盃じゃ、きれいに飲んでしまおう」


(以上、本書の記載より)



このお盆に、実家に帰省している方も多いでしょう。
心洗われる田舎ではありますが、実はそんな田舎も千差万別。


47都道府県民、その特徴が言えますか?



県民性 『県民性 ―文化人類学的考察―
 
 祖父江孝男著,中公新書,1971年10月
 ★★★★★

 <目次>
 Ⅰ.現代日本に生きる県民性
   県民性をどう考えるか、県人会にみられる県民性の特色、
   ノイローゼの発生率に見られる県民性、
   文章完成法テストの結果に現れた県民性、
   意外な面に現れた県民性

 Ⅱ.県民性はどう作られるか?
   県民性・国民性などを形成する因子、
   社会構造の地域差、

 Ⅲ.県民性を診断する
   みちのくの性格、東国の人びと、北陸四県を考える、
   中部日本の分析、歴史で磨かれた近畿地方、
   変動の歴史をくぐった中国地方、四国四県を比較する、
   九州人、新しい革袋のなかの日本人





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関連するタグ Otoya 【一般書】 【社会/政治】 【文化/芸術】 【歴史/人物】 ★★★★★ 祖父江隆男
社会/政治 | 00:53:48 | トラックバック(0) | コメント(0)
【文学】 『シラノ・ド・ベルジュラック』

『シラノ・ド・ベルジュラック』
   Cyrano de Bergerac


   エドモン・ロスタン

   訳 辰野 隆・鈴木信太郎

   1897年 初演

   岩波文庫

   ★★★★★







<あらすじ>
シラノ・ド・ベルジュラックは、学問・芸術・剣術・弁論などあらゆる天賦の才能をもち、その能力を遺憾なく発揮していた。そんなシラノは従姉のロクサアヌに密かに想いを寄せていたが、ただコンプレックスの大鼻を気にして想いを伝えられずにいた。
ある時、シラノは友人の将校から恋の相談を持ちかけられる。その相手はかのロクサアヌ。戸惑うシラノだったが、口下手の友人のため、シラノは会話の「現場指導」を引き受けることにしたのだった――



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文学 | 10:06:05 | トラックバック(0) | コメント(0)
【科学】『人物で語る化学入門』
「実験で証明されていない事に対しては、どんな権威が述べた事であっても、まず疑ってかかれ」
(1661年,ロバート・ボイル著『懐疑的化学者』より)



人物で語る化学入門 (岩波新書)
 『人物で語る化学入門』

 竹内敬人著,岩波新書,2010年3月
 ★★★★

 <目次>
 序.物質は原子からできている
 1.物質世界の役者たち -元素と原子
 2.電気と化学の切っても切れない関係
 3.どんな分子でもつくれるのか?
 4.起こらない反応を起こさせる
 5.大きいことはいいことだ -高分子の時代
 6.物質を診察する
 7.鏡の国の分子
 終.21世紀の化学





化学と言えば、センター試験で25点(偏差値約30)だったのが昨日のことのよう。
そんな僕ですが、最近化学の知識が必要になりました。そこで入りやすい本はないかと探してみたところ、書店に平積みされた本書と出会ったわけです。

これがとにかくわかりやすいの!
本書は時系列やジャンルにとらわれることなく、化学史に名を残した登場人物たちの苦労を、テーマや人物ごとにさらりと紹介しています。その彼らの道程をなんとはなしに追うだけで、化学のエッセンスが頭に染んでいくのがわかるんです。
この読みやすさは人物目線だからか、それとも著者の「化学のおもしろさ」の濾過の純度の高さゆえか。

学術書には程遠いながらも、「化学すげぇ!」と初心者ながらに興奮できる1冊でした。
化学にトラウマのある人も、その道の人でも、読んで何かがスッキリする1冊です。


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科学/技術/専門 | 00:48:49 | トラックバック(0) | コメント(0)
【文学】 『のぼうの城』
この城、敵に回したが間違いか―

『のぼうの城』

   和田竜

   2007年11月

   小学館

   第139回直木賞 ノミネート
   2008年 本屋大賞 第2位

   ★★★★






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時代小説 | 10:02:13 | トラックバック(0) | コメント(0)
【講義】 『最後の授業』
さあ、の話をしよう。


 『最後の授業』 ―ぼくの命があるうちに―
     The Last Lecture

 講師 Randy Pausch

 著 Jeffrey Zaslow

 訳 矢羽野薫

 2008年6月

 ランダムハウス講談社
 
 ★★★★★



<あらすじ>
2007年9月18日、ペンシルベニア州ピッツバーグ。ハイテクの街として知られるこの地に本拠を置くカーネギーメロン大学の講堂で、1人の教授が「最後の授業」を行った 。
教授の名前はランディ・パウシュ。46歳。バーチャルリアリティの第一人者と称される人物だ。最後の授業をするにはまだ若すぎるパウシュだが、実はこのとき、彼には長年親しんだ大学に別れを告げざるをえない事情があった。膵臓から肝臓へと転移したガン細胞 。医師から告げられた命の刻限は「あと3カ月から半年」。
こうしてパウシュの最後の授業は始まった。
(YouTube概要より引用)



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メディア | 22:02:06 | トラックバック(0) | コメント(0)
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