2011-04-13 Wed
スマートフォンの普及に伴いますますPCは身近なものになりました。『クラウドコンピューティング』で「コンピュータは、世界に5つあれば事足りる」という言葉が紹介されていましたが、本当にデータの場所って気にならなくなってきてますねえ。
野村総研の『IT市場ロードマップ2011』によれば、今後はモバイルルータと携帯機器間の連携が進み、ますますコンテンツの取り扱いがシームレス化するようです。
クラウドを利用してオフィスにとどまらない、「ノマド・ワークスタイル」という働き方もよく耳にするようになりました。
そんな中で紹介するのが本書。
著者は『TIME HACKS』などHACKSシリーズの小山龍介氏で、ノマドワークを実践する著者が、今回もクラウドの色々な使い方を提案してくれています。クラウドクラウド言われてもちょっとついていけてない僕なので、この本を読んで勉強してみましたよ。

『クラウドHACKS!』
小山龍介著,東洋経済新報社,2010年12月
★★★★
<目次>
1.データHACKS!
2.情報収集HACKS!
3.ノマドワークHACKS!
4.クラウドタイムHACKS!
5.クラウドチームHACKS!
6.アウトプットHACKS!
7.クラウド手帳HACKS!

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2011-02-16 Wed
日給7万円以上、年間休日300日、副業・兼業可。そんな働き甲斐のある仕事No.1の政治家に、何のコネがなくてもなれてしまう!
と言うのが本書の謳い文句。
腑に落ちない点もありましたが、確かにこの本を読めば、少なくとも80%を超える確率で当選することができるでしょう。この80%の根拠は以下で説明します。

『28歳で
政治家になる方法』
田村亮著,経済界,2010年11月
★★
<目次>
1.20代での「転職」は政治家が「適職」
2.20代で政治家になるたった1つの「選挙攻略法」
3.選挙に勝つ肝は「公約・組織構成・用品選び」
4.これが20代でも当選できる
「90日実践スケジュール」だ!

関連するタグ Otoya 【一般書】 【社会/政治】 【HowTo】 田村亮
2011-01-28 Fri

『20代で人生の年収は
9割決まる』
土井英司著,大和書房,2010年12月
★★★
<目次>
1.「仕込み」は30歳までに終わらせる!
2.23歳までに 高い評価で入社する
3.入社~25歳 体を使って会社に尽くす
4.26~28歳 自分のナンバーワンを作る
5.29~30歳 会社の外に出てみる
6.31~35歳 組織を切り盛りする
前回が極めて爽やかなレビューだっただけに、「うわぁ・・」な本を続けてしまって恐縮です。
amazonのランキングで一時上位に入っていたのでなんとなくクリックしてしまいました。年収気になるとか、僕もサラリーマン染み付いたなあと思いつつ。
本書は、学生時代に1万冊のビジネス書を読み、ビジネスパーソンとして成功し30歳で起業した著者が、「オレはこんな風にして成功したんだぜ!」という経験を語る一冊。成功者というのは自分なりに確立した方法論をもっていて、そのノウハウをこうして本で読めるというのはありがたいですね。
起業するにしてもサラリーマンを続けるにしても、また人生の中でどれだけの仕事にウェイトを置くにしても、自分の将来地図を描く上で非常に参考になる1冊でした。

関連するタグ Otoya 【一般書】 【思考法】 【HowTo】 土井英司
2011-01-04 Tue
新人研修とかでよく聞く話。いきなりお題が出される。「○○のテーマで明日までにアイディアを100個考えてきて下さい」
100個って、言うのは簡単だけどそう出せる数ではないんですよね。
新人さんは頭を振り絞りながら朝までかかって、ようやく100個のアイディアをノートにまとめます。
そうしてヘトヘトになって出社してみると、次の言葉が。
「考えてきたノートを捨ててください。そして明日までにさらに100個考えてきて下さい」
この限界を超えてひねり出された『思考』にこそ、はじめて価値があると言えるのだとか。
と、これは商業ベースの話でしょうが、どんなものであれ生まれた『思考』は光彩を放ち、僕らの人生を彩ります。
というわけで新年一発目は、そんな『思考』を良質にするための1冊をご紹介。
以前singが紹介しましたが、僕も読んだので再度のレビューです。まず考え方から心機一転しましょう。

『思考の整理学』
外山滋比古著,筑摩書房,1986年4月
★★★★★
<目次>
1.グライダー 不幸な逆説 朝飯前
2.醗酵 寝させる カクテル エディターシップ 触媒 アナロジー セレンディピティ
3.情報の“メタ”化 スクラップ カード・ノート つんどく法 手帖とノート メタ・ノート
4.整理 忘却のさまざま 時の試練 すてる とにかく書いてみる テーマと題名 ホメテヤラネバ
5.しゃべる 談笑の間 垣根を越えて 三上・三中 知恵 ことわざの世界
6.第一次的現実 既知・未知 拡散と収斂 コンピュータ

関連するタグ Otoya 【一般書】 【思考法】 【HowTo】 外山滋比古 思考の整理学 ★★★★★
2010-12-05 Sun
いつか、米国議会図書館がTwitterの情報をすべて保存すると発表したことがありました。そんだけ人々の生活に普及したTwitterだけど、使ったことなかったので、今回使ってみることにしましたよ。それに先立ちまとめ本を一冊読んだので、Twitterについて考えてみました。

『ツイッター
仕事で役立つ即効ワザ57』
日経PC21編,日経BP社,2010年4月
★★★
<目次>
1.迷わず始められる6ステップ
2.知っておけば安心ツイッター作法
3.フォロワーを増やすワザ
4.ケータイとiPhoneでどこでもツイート
5.たくさんの情報を”収集・整理”するワザ
6.企業アカウントを運営するノウハウ

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2010-10-25 Mon
「マネジメント」といういちジャンルを築き上げたドラッカーの代表著作として、『マネジメント』という本はすごいと思います。それは新しい概念をまとめたからというだけでなく、それを人に伝えられる形にしたということも含めて。その点、ミリオンセラーを記録した『もしドラ』の魅力の1つは、さらに『マネジメント』をかみ砕いて伝えたところ。じゃあ『もしドラ』が単に『マネジメント』の手法を女子マネージャーに適応しただけかというと、そうじゃなくて、「マネジメント」をはじめる前にするべき本当に大切な事を、主人公みなみが体現していることがすごいんだと思う。
『もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

岩崎夏海著,ダイヤモンド社,2009年12月
★★★★
<目次>
プロローグ
1.みなみは『マネジメント』と出会った
2.みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ
3.みなみはマーケティングに取り組んだ
4.みなみは専門家の通訳になろうとした
5.みなみは人の強みを生かそうとした
6.みなみはイノベーションに取り組んだ
7.みなみは人事の問題に取り組んだ
8.みなみは真摯さとは何かを考えた
エピローグ
いま流行の『もしドラ』、以前singがレビューしましたが、僕も読んでみましたよ。
世界的な名著といわれる原著、ドラッカーの『マネジメント』も、日本での売り上げ累計が10万部なのに対して、『もしドラ』発売以後わずか半年あまりで38万部を記録したそう(2010年7月)。
中身も大事だけど、伝え方も本当にあるんだなーと思いますね。

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2010-08-28 Sat
「私は、この野球部を甲子園に連れていきたいんです」
『もし高校野球の
女子マネージャー
がドラッカーの
『マネジメント』を
読んだら』
著 岩崎夏海
画 ゆきうさぎ
2009年12月3日
ダイヤモンド社
amazon
★★★★
<もくじ>
プロローグ
第一章 みなみは『マネジメント』と出会った
第二章 みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ
第三章 みなみはマーケティングに取り組んだ
第四章 みなみは専門家の通訳になろうとした
第五章 みなみは人の強みを生かそうとした
第六章 みなみはイノベーションに取り組んだ
第七章 みなみは人事の問題に取り組んだ
第八章 みなみは真摯さとは何かを考えた
エピローグ
あとがき

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2009-11-26 Thu
長時間労働、精神的・体力的にキツく、その割に大手の下請で儲からない。プログラマーって本当にそんなもの?

-成功するプログラマーの技術と仕事術-
小俣 光之
2007年1月
秀和システム
★★★
<目次>
プログラミングの技 プログラミングの心 プログラミングの匠 プログラミングの穴
プログラミングの壁 プログラミングの道 プログラマーの仕事 プログラマーのやりがい
プログラマーの稼ぎ プログラマーのキャリア
プログラマーに対する偏見(と現実)に警鐘を鳴らし、プログラマーが“クリエイティブで刺激的な仕事”であり、積極的に目指すに値する職業であることを主張するHowTo本。
タイトルがなかなか強力なので、つい手にとってしまいました。
著者はソフト会社の社長かつ現役のプログラマー。その経験から得たノウハウを68章、たっぷり紹介しています。

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2009-10-21 Wed
・機密データ満載ノートPCの入ったカバンを、居酒屋に置き忘れた・妻がこんなに太るなんて聞いてない
・ひいおじいちゃんのせいでお年玉が50円。できればお世話ロボットを送りたい
・科学者の友人が雷に打たれて1885年に飛ばされてしまった
・僕は、取り返しのつかないことをしてしまった・・・ララァを・・・殺してしまった・・・
・あの夏をもう一度
そんなときには~??

『タイムマシンをつくろう!』
原題 ”How to build a time machine”
Paul Davies著,林一訳,草思社,2003年6月
★★★★
本書は、理論物理学者である著者が本気で考えたHow To本。
今すぐホームセンターで材料をそろえて・・・と造れるものではないけれど、タイムマシンが理論的には不可能ではないということを教えてくれるという点で、大きな意味のある一冊だと思います。
さて気になるその製法とは・・・。
高校物理程度の知識があれば読めるくらい、ごくごく平易に書かれています。
あの日に未練のあるアナタはぜひご一読あれ。
*** 目次 1.未来への行き方 -高速移動を使う方法 -重力を使う方法 -本当に時間を操作できるのか -なぜ光よりも早く動けないのか -まだ存在しないはずの未来へ行けるのか 2.過去への行き方 -ワームホールがタイムマシンになる -まずはブラックホールの基礎知識から -ワームホールとは何か -「時空」について学んでおこう -シュヴァルツシルトのワームホールの問題点 -人間が通れるワームホールは建造可能か | *** 3.タイムマシンの作り方 -①衝突器で10兆度の高温を作る -②圧縮器で高温の塊を圧縮する -③膨張器で負のエネルギーを注入する -④差分器で時間差をつくる 4.タイムマシンに関するQ&A -未来からの訪問者が見当たらないのは? -タイムトラベル・パラドックス -平行宇宙がパラドックスを解く? -時間順序保護仮説がT・トラベルを阻む? -他にもタイムマシン設計プランはある? -時間の反転とタイムマシンは同じもの? -なぜタイムトラベルを研究するのか? |

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