2009-10-31 Sat
「この死はやつに絶望をもたらすだろう、そしてまだ千もの不幸がやつを苦しめ、滅ぼすのだ」

あるいは現代のプロメテウス』
英題
『Frankenstein: or The Modern Prometheus』
メアリー・シェリー 1831年
森下弓子 訳 1984年
創元推理文庫
★★★★
<あらすじ>
11月の雨もわびしい夜、消えかかる蝋燭の薄明かりの下でそれは誕生した。
解剖室などから各器官を寄せ集め、継ぎ接ぎされた身体、
血管や筋の一つ一つが透けて見える黄色い皮膚、そして茶色く潤んだ目。
若き天才科学者フランケンシュタインが、生命の真理を究めて作り上げたもの。
無生物に生を与える実験の、あまりに醜悪な結果に、彼はこの生き物を見捨てて
逃げ去るのだが…。(本書より)

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