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ラ・フォル・ジュルネ
【推理/ミステリ】 『ラッシュライフ』
誰も生き返りはしないのに、
あなたには生き返って見えるの不思議。



ラッシュライフ (新潮文庫)
 『ラッシュライフ』

 伊坂幸太郎著,新潮文庫,2005年4月
 ★★★★














** あらすじ **
画家の志奈子は、強欲なる画商・戸田と新幹線で移動する。
プロの泥棒・黒澤は、ターゲットの家の下見を綿密に進める中で、同級生・佐々岡と再開する。
新興宗教の教祖に惹かれる河原崎は、幹部・塚本に崇拝する「神」を殺そうと持ちかけられる。
精神科医の京子は愛人であるサッカー選手の青山と、互いの結婚相手と別れることを共謀するが、その最中に人を轢き殺してしまう。
リストラされ家族も失った豊田は、野良犬とともに街を歩く。

街ではバラバラ殺人が起こり、動く死体のウワサが起こる。
そして彼らの「特別な1日」が始まる。




『シャッターアイランド』『騙し絵』とトリック作品のレビューが続いてますが、騙し絵と言えば思い浮かぶのが本作。『オーデュボンの祈り』『魔王』に続いて、伊坂幸太郎作品のレビューです。
「ある1日」をまったく無関係の主人公たちが過ごすなかで、彼らはいくつかの出来事に遭遇し、しかし彼らにとってそれは「出来事」でしかないのかもしれません。
そんな彼らにとって見れば何気ない日々を、伊坂幸太郎は騙し絵のように映すことで、僕たちに「事件」を起こしてくれています。(まあ人が死んでる時点で「何気ない」は言い過ぎかもですが・・・)

街に流れる不穏なうわさの真相を知ることができるのは、彼らの世界を俯瞰する読者だけ。
読み終えたとき全てが1本の線で繋がる爽快な一冊! あなたにはそのロジックを見破れますか?


!このレビューはネタバレを含みます!


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テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

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推理/ミステリ | 00:39:03 | トラックバック(1) | コメント(0)