2010-10-25 Mon
「マネジメント」といういちジャンルを築き上げたドラッカーの代表著作として、『マネジメント』という本はすごいと思います。それは新しい概念をまとめたからというだけでなく、それを人に伝えられる形にしたということも含めて。その点、ミリオンセラーを記録した『もしドラ』の魅力の1つは、さらに『マネジメント』をかみ砕いて伝えたところ。じゃあ『もしドラ』が単に『マネジメント』の手法を女子マネージャーに適応しただけかというと、そうじゃなくて、「マネジメント」をはじめる前にするべき本当に大切な事を、主人公みなみが体現していることがすごいんだと思う。
『もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

岩崎夏海著,ダイヤモンド社,2009年12月
★★★★
<目次>
プロローグ
1.みなみは『マネジメント』と出会った
2.みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ
3.みなみはマーケティングに取り組んだ
4.みなみは専門家の通訳になろうとした
5.みなみは人の強みを生かそうとした
6.みなみはイノベーションに取り組んだ
7.みなみは人事の問題に取り組んだ
8.みなみは真摯さとは何かを考えた
エピローグ
いま流行の『もしドラ』、以前singがレビューしましたが、僕も読んでみましたよ。
世界的な名著といわれる原著、ドラッカーの『マネジメント』も、日本での売り上げ累計が10万部なのに対して、『もしドラ』発売以後わずか半年あまりで38万部を記録したそう(2010年7月)。
中身も大事だけど、伝え方も本当にあるんだなーと思いますね。

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