2011-02-24 Thu
「アハ!体験」で有名な茂木健一郎氏。彼の扱うテーマは、脳ではニューロンの発火が起きているに過ぎないはずなのに、なぜ心が宿るのか。メカニズムとしての脳と心の関係を模索しています。
sing2も以前茂木さんの『感動する脳』をレビューしていますが、僕も1冊読んでみました。
本書『クオリア入門』では、2006年時点での著者の思索の成果をわかりやすくまとめています。1997年の『脳とクオリア』という著者自身の本が下敷きになっていますが、いきなり本書から読んでもしっかり理解できると思います。
『クオリア入門』
茂木健一郎著,ちくま学芸文庫,2006年3月
★★★★
<目次>
1.心は脳内現象である
2.脳の中の相対性理論
3.心が脳に宿るとき
4.主観性としての「私」
5.心はどこにあるか?
6.「私」の見取り図
7.脳と環境の相互作用
8.「私」が私であるために
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