■レビュージャンル
■テーマ別記事リンク
■管理人プロフィール

Otoya sing です.
地震の影響はありませんでした.
通常運営してまいります.

■最新記事
■カウンタ


当サイトではきれいなお姉さんを
全面的に支持します

■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■QRコード

QR


ラ・フォル・ジュルネ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


関連するタグ
スポンサー広告 | --:--:--
【社会/政治】『イスラームと世界史』
イスラム教と言えば世界三大宗教の1つですが、キリスト教などに比べるとどうも馴染みが薄い僕です。
ということで、イスラム関係の本について読んでみました。


『イスラームと世界史』
山内昌之,ちくま新書,1999年9月
★★


イスラームと世界史 (ちくま新書)イスラームと世界史 (ちくま新書)
(1999/09)
山内 昌之

商品詳細を見る

<目次>
序.20世紀――戦争と革命の世界像
1.世界史の十字路――中央ユーラシア
2.現代史の中のイスラーム
3.中東の運命
4.歴史家の眼
5.国際社会の中の日本



**イスラム教**
11億人の信徒を持つ世界第2の宗教。
唯一絶対の神(アッラーフ)を信仰し、最後の預言者ムハンマドを通して人々に下したとされるコーランの教えを信じ、従う一神教。
偶像崇拝を徹底的に排除し、神への奉仕を重んじ、信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる点に大きな特色。
(ウィキペディアより)


========


1.政教分離はできるのか?

宗教ってなんだろう?
その答えを考える時、必ず「文化」や「社会」に行き着きます。

例えば日本のように農耕の盛んな社会では、自然界を大切にする必要から、多神教が生まれました。
トイレにも神様が棲む、神秘の国ニッポン。
あとは中国なんかがユニークで、神様でなく人間(聖人)を崇拝していますね。

そして中東では、狩猟と商売の社会ゆえ、1つの規律さえあればよく、一神教が生まれます。
それがキリスト教やイスラム教です。

さて、キリスト教とイスラム教の特徴といえば、それは政治と密接に関係している点ではないでしょうか。
人々の生活を規律する一神教は、統治の手段として発達した側面を持ちます。
そのなかでもイスラム教は、政治のあり方を規定した宗教という側面が強いのです。
だから政教分離とか有り得ない。
政治と切り離したイスラム教とか、ビットの無いエルメスみたいなもん。

という側面を強調するのが「原理主義」
原理主義はコーランの教えを忠実に守ります。

ところが、「忠実ってなんだ?」とこれに異を唱えるのが「ネオ・モダニズム」
コーランの解釈は自由であるべきであり、彼らによれば、政治と宗教の分離すらも解釈可能であると謳うのです。

いま、コーランの解釈はイスラム教上層部だけの特権となっています。
異なる解釈をしようものなら、イスラム世界からの追放は免れません。
でも、信仰が人の手に覆われた時点で、それは道具に成り果てるのだと思います。

かつてカトリックへのプロテスタントが生まれたように、いまイスラム教にも新たな潮流が現れようとしているのかもしれません。
そうやって時代と共に最適化されてこそ、宗教は活きるのだと思います。



2.著者の素敵な歴史観

著者は東欧や中東とのかかわりが深く、また学者としての歴史眼も豊かです。
その点で本書は著者の様々な思考の軌跡、体験談が多く記載されており、リアルな情景を思い浮かべることができるでしょう。
著者は他にも多くの書籍を執筆しており、眼を通したいところです。

ただし、本書は『街道を行く』(司馬遼太郎)のように記述がトリップする部分が多いです。
テーマとは全く無関係な思索に丸々1項目割かれていることも珍しくありません。
純粋に「世界史とイスラーム」について書かれているのは全体の2~3割程度に過ぎないので、イスラムについて詳しく知りたい場合には別の本を読んだ方がいいでしょう。
これについては、著者の紹介する下記の本などが良いかもしれません。

『イスラームと近代』(中村廣治朗、叢書・現代の宗教)
『イスラム教入門』(中村廣治朗、岩波新書)



** 著者紹介 **
山内昌之(やまうち まさゆき)1947~
東京大学大学院総合文化研究科教授。専門のイスラム史以外にも文化芸術に造詣が深く、多彩な言論活動を展開。内閣官房や外務省などの審議会・研究会にも名前を連ね、現実の政策立案にも影響を及ぼす。『嫉妬の世界史』は安倍晋三が総理就任前に読んだ本として紹介され、注目を集めた。
(ウィキペディアより)


Otoya


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

関連するタグ Otoya 【一般書】 【政治/社会】 山内昌之
社会/政治 | 22:16:21 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。