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【科学/技術】 『図解・ブルーレイディスク読本』
ブルーレイブルーレイ言うけど、結局何がすごいの?

ていうかぶっちゃけブルーレイって何?



図解 ブルーレイディスク読本
 『図解・
  ブルーレイディスク読本』

 小川博司・田中伸一監修,オーム社,2006年12月
 ★★★

 <目次>
 序.CDからDVDを経てBDへ
 1.ブルーレイディスク(BD)とは
 2.映像・音声フォーマット
 3.BDディスク
 4.BDフォーマット
 5.レーザと光ピックアップ
 6.今後の展望




ブルーレイが普及し始めているようですね。
各社ともBDレコーダをどんどん出してます。

ブルーレイと言えば、CD、DVDに続く次世代光ディスク
ソニー、パナソニック、そしてオランダのフィリップスの3社が規格を作り、東芝のHD-DVDを破って規格戦争に勝利を収めたものです。

ふぅん、で?
結局何がすごいのかよくわかんない!
ということで1冊読んでみました。


なお、光ディスク装置について、以下のサイトもご参考下さい。動画が面白いです。
普段何気に使ってるディスクドライブですが、なかなかすごいことやってます。
CD-ROMの読み出し (@「パソコンの仕組み」さん)


========


◎どんな本なの?

 この式に,電子の電荷e=1.602×10^-19(単位はC,クーロン)を代入し、バンドギャップエネルギーEg(単位はeV,エレクトロンボルト)を用いて書き直すと
  λ≒1240/Eg[nm]  (5.2)
というとても簡単な式になります.
 この式(5.2)は400nm付近で発光するためには,このバンドギャップが3.1eVくらいでないといけないことを示しています.GaN(窒化ガリウム、ガリウムナイトライド)のバンドギャップは3.4eVとされていますから,GaNを用いれば、式(5.2)から365nmの光を発酵するのがわかります.しかし,BDに欲しいのは前に述べたように400nm.さあ.どうしましょうか?
        (本書より)


知らねぇよ!!


いやーナメてかかると痛い目にあいます。
本書はガチガチの技術者向きの本ですね。しかも物性から圧縮アルゴリズムまで非常に広範で、僕は3割くらいしかわかりませんでした。読むフリとは言えよく最後までページめくりましたよ…。
技術者向けの本なので、日本語もわかりやすいとは言えないですねえ。

ということでここでは、ブルーレイがCDやDVDに比べてどうすごいのか?
という観点でごく簡単に紹介したいと思います。
BDの規格は大きく分けて3つのパートに分けられており、以下それに従って見ていきましょう。



◎物理フォーマット ~とにかく青い!~

ブルーレイはその名の通り、記録再生に青紫レーザを使っています。
(ブルーじゃないじゃん、というツッコミはむしろ僕がしたいです)

DVDに用いられた赤色レーザの波長が650nmなのに対して、BDの青紫レーザは405nm。
要するに、ディスクに当たる光のスポットを小さくすることができます
スポットが小さいと言うことは、より細かい記録データを読み取れると言うこと。

BD密度

画像右はCDのものですが、それでも記録密度の違いがよくわかるでしょう。
楕円形ものがピット(又はマーク)と呼ばれるもので、この有無で0又は1を現し、記録データを表現します。PCやプレステ、レコーダでは、レーザで焼いてこのマークを作り情報を記録したり、あるいはレーザの反射光でこのピットの有無を確かめて、情報を取り出しているのですねー。
ちなみにBDは、ピットの列が30本集まってようやく髪の毛1本の太さになるとか。

このように記録密度を上げることで、同じ12cmディスクでも大容量を実現します。
BD1枚でDVD5枚分、ビデオテープ24本分の記録が可能。
ハイビジョンや3Dなど、今後は従来よりも映像あたりの情報量が増えるので、それゆえブルーレイが求められているのです。

一方で細かくなると言うことはそれだけ記録面の保護や光学的な諸問題が発生し、本書ではそれらについて技術的に丁寧に説明してくれており、素人ならば吐き気を催すこと請け合いです。



◎論理フォーマット ~超効率的らしい~

画像・映像・音などのフォーマットに、DVDよりも優れた圧縮率、高信頼性の技術を採用。
BDではいかに情報の高密度化が図られていて、また誤り訂正など正確に情報が読めるかを解説しています。

論理フォーマットの話からは少し外れますが、BDで何よりありがたいのは規格の統一が図られていることだと思います。
ソニーとフィリップスがCDを開発して利益を得たことを受けて、DVDでは各社が独自規格を乱立させました。
DVD-R/RWDVD+R/RWDVD-RAMなどなど、プレイヤーによっては再生できないディスクもあり、ユーザにすればはなはだ迷惑です。
BDは最初から規格の統一を目標に、BD-RE → BD-R → BD-ROMと開発が進められたので、そのような問題はありません。安心して使えます。



◎アプリケーションフォーマット ~BDだからできること~

レンタルDVDを借りると、本編の再生の前に字幕を選んだり、特典映像を見たり、それらを画面上のボタンを選択してすることができますよね。
BDではそのようなボタンをユーザが作ることができます。

また、BDはBD-JというJAVA言語をサポートしており、アプリケーションをインターネットに接続することが可能となります。
例えばディスクに入っていない字幕をダウンロードしたり、第1話のみディスクを購入して、2話目以降についてはダウンロードしたり、他にはゲームでの利用など、可能性が広がります。

そしてBDの最大の特徴といえば、著作権保護技術だと思います。
BDAというBDの規格策定団体にはハリウッドの映画制作会社も多数加盟しています。
BDがHD-DVDとの規格戦争に勝利した大きな原因として、ハリウッドの映画会社を味方につけられたことが挙げられますが、彼らの要請は強力な著作権保護技術を盛り込むこと。
詳しくは述べませんが、そうして作られたBDの著作権保護技術は相当強力です。
模倣品とのイタチゴッコがどのように展開されるのか、今後が楽しみですね!



というわけで、若干僕にはハードルが高すぎた本でしたが、BDの中身を知りたい方はこれ一冊でBDを丸裸にすることができるでしょう。
今後BDがどのように普及していくのか、BDの特徴を活かしたどんなコンテンツが登場するのか、楽しみですね。


** 監修者紹介 **
小川博司(おがわ ひろし)
1975年ソニー株式会社入社。技術研究所でディジタルオーディオの研究に従事し、コンパクトディスクの開発に従事。その後CD-Rの開発と市場導入、DVD-Rの開発を経て、1999年よりブルーレイディスクシステムの開発を担当。2006年より主幹研究員。
(本書より)

田中伸一(たなか しんいち)
1971年松下電器株式会社入社。圧膜電子材料の開発に従事。1978年よりディジタルオーディオディスクの開発、CDプレイヤーの商品開発に従事。その後光磁気ディスクドライブの開発を経て、1989年よりDVDの開発に従事。2005年ロボット開発に従事。2006年より本社R&D技術部門の技術監。
(本書より)



** 参考サイト紹介 **
「パソコンの仕組み」さん
  →CD-ROMの読み出しというページの動画がわかりやすいです!

Otoya


テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

関連するタグ Otoya 【一般書】 【科学/技術/専門】 小川博司
科学/技術/専門 | 20:27:07 | トラックバック(0) | コメント(0)
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