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【経済産業】 『FREE 〈無料〉からお金を生み出す新戦略』
タダより儲かるものはない…!?


『フリー』 〈無料〉からお金を生み出す新戦略

   著 Chris Anderson
   監修・解説 小林弘人
   訳 高橋則明

   2009年11月 NHK出版

   2009年7月 原版

   ★★★★★





<目次>
■プロローグ  
第1章 フリーの誕生

■無料とは何か?
第2章 「フリー」入門   ── 非常に誤解されている言葉の早わかり講座
第3章 フリーの歴史   ── ゼロ、ランチ、資本主義の敵
第4章 フリーの心理学   ── 気分はいいけど、よすぎないか?

■デジタル世界のフリー
第5章 安すぎて気にならない   ── ウェブの教訓=毎年価格が半分になるものは、かならず無料になる
第6章 「情報はフリーになりたがる」   ── デジタル時代を定義づけた言葉の歴史
第7章 フリーと競争する   ── その方法を学ぶのにマイクロソフトは数十年かかったのに、ヤフーは数ヶ月ですんだ
第8章 非収益化   ── グーグルと二一世紀型経済モデルの誕生
第9章 新しいメディアのビジネスモデル   ── 無料メディア自体は新しくない。そのモデルがオンライン上のあらゆるものへと拡大していることが新しいのだ
第10章 無料経済はどのくらいの規模なのか?   ── 小さなものではない

■無料経済とフリーの世界
第11章 ゼロの経済学   ── 一世紀前に一蹴された理論がデジタル経済の法則になったわけ
第12章 非貨幣経済   ── 金銭が支配しない場所では、何が支配するのか
第13章 (ときには)ムダもいい   ── 潤沢さの持つ可能性をとことんまで追究するためには、コントロールしないことだ
第14章 フリー・ワールド   ── 中国とブラジルは、フリーの最先端を進んでいる。そこから何が学べるだろうか?
第15章 潤沢さを想像する   ── SFや宗教から、〈ポスト稀少〉社会を考える
第16章 「お金を払わなければ価値のあるものは手に入らない」   ── その他、フリーに対する疑念あれこれ

■結び ── 経済危機とフリー



◇スマイルは¥0だけど…


先日PCを新しく買ったことはお伝えしましたが、Excel好きな私がMicrosoft Officeシリーズは買っていません。
なぜって、高いからね! (追記:Office 2010ベータ版を使い始めました)
もとい、今はOpenOffice.orgGoogle Documentという同等の機能を持つソフトが〈無料〉で利用できるからです。他に、セキュリティソフトや開発環境、ユーティリティソフトなども〈無料〉のものを使っています。


本書は、インターネットをはじめとするデジタル世界で広まっている〈無料〉のサービスについて、初めて本格的に調査・考察したものです。〈無料〉のサービスを提供する企業はどうやって利益を得ているか。そもそも、なぜ〈無料〉のサービスがこれほどまでに氾濫しているのか。この社会現象の本質を、的確かつ深く、更に非常にわかりやすくまとめています。


池上先生じゃないですが、とにかく「そうだったのか!」と目から鱗のフレーズが溢れています。自分では珍しく、本書はメモをとりながら読み進めました。
一部だけ例を挙げると、
 ・実社会では〈無料〉に警戒するが、Webでは有料に警戒する。
 ・消費者からすると、安いものと無料のものの間には大きな差がある。
(ペニー・ギャップ)
 ・あらゆる潤沢さは新しい稀少性をつくり出す
これだけではわからないと思いますが、〈フリー〉の構造と特徴について歴史的な側面を交えた構成で、通して読むと斬新で鋭い考察に驚くばかりです。




◇アトムからビットへ


私はソフトウェア関係の仕事をしているので、”デジタルはいずれ〈無料〉になる”は他人事ではないんです。ソフトウェアほど直接的ではないにしろ、現代社会では〈フリー〉に関係のないビジネスはほぼ無いのではないでしょうか?
著者は、今後、必ず大きなビジネスモデルの変化がおきることを予言しています。というか、起き始めていることに気づかせてくれるのが本書。


著者は 「アトムは〈無料〉にならないがビットは自由で〈無料〉」 と述べています。モノの価格はある程度まで下がると止まるが、ゼロになることは(直接は)ない。一方、情報はやり方次第でコストを限界まで、つまりゼロまで下げることができる。
これまでの常識では企業にとって損以外の何者でもなかった〈フリー〉が、使い方次第で非常に強力な武器となります。紹介されている極意(の1つ)は、「あるものを〈フリー〉とすることで、とにかくユーザーを集め、別のものを売ることで稼ぐ」。歴史モノなんかによく出てくる、“餌でおびき寄せてから攻撃する”戦術の応用とも読めますね。


経済的に一番大きな流れとしては、広告の在り方が変わることでしょうか。




◇「目指してる、未来がちがう。」


正直私は経済について詳しくないので、経済の基礎として説明を省いてあるところはわからないところもありました。
それでもわかるのは、〈無料〉に対する消費者の心理”を非常に大切に考察していて、それこそが〈フリー〉の本質に通じるものであるということです。
 1円でも払うということは、(消費者に)意思決定を強いること
人がお金を払うのには、どんな理由があるか。人が報酬が無くても行動するのは、どんなときか。
非常に重要な視点だと思います。


本書は発売前に本文データのダウンロードを1万人限定で行い(もちろん〈無料〉で)、話題になりました。私は一足遅く1万人に間に合いませんでしたが、結局こうして気になって購入してしまったので、ホントうまい戦略だと実感しました。負け惜しみではないです、たぶん。


〈フリー〉と競争することはもはや不可避です。しかし、〈フリー〉は必ずしも敵ではない。〈フリー〉との上手な付き合い方を学ぶことの意味は非常に大きいと思います。
たとえIT業界に関係ない方でも読んでおいて損はない本ですが、単なる読み物としてもスラスラ読めて面白いです。


"アイデアは事実上、コストを要せず無制限に伝わっていく"
情報の有効な使い方を知る身につける必要がありそうですね。




** 著者紹介 **
Chris Anderson(クリス・アンダーソン)
アメリカ生まれ。『WIRED』誌編集長。「ロングテール」という言葉を2004年に同誌上で初めて世に知らしめ、2006年に刊行した同名の著書は世界的ベストセラーとなる。2007年には米『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれている。代表作『ロングテール――「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』
公式HPより引用)

** この作品を紹介しているサイトさん **
 ・「CNET Japan」さん
 ・「「日経ビジネスオンライン」さん
 ・「ライフハッカー[日本版] 」さん
 ・「シロクマ日報」さん

 ・「1000☆本☆Knock」さん
 ・「痛いテレビ」さん
 ・「秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ 」さん
 ・「404 Blog Not Found」さん
 ・「書評・雑感:がんばれ30代 」さん
 ・「「情報考学 Passion For The Future」さん
 ・「樫原伸彦☆作曲家のHappenings」さん
 ・「アルス・ポエティカ~音と言葉を縫いつける」さん

sing

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経済産業 | 10:01:10 | トラックバック(0) | コメント(0)
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