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【社会】 『そうだったのか!現代史 パート2』
「ある日わしらの村じゅうの者が、殺しのばか騒ぎに浮かれて近くのムスリムの村へ行った。とにかくわしらは頭がおかしくなっていたのさ。そしてそのときのツケは50年間の後悔の日々と眠れぬ夜となって回ってきた。わしは自分が殺した人々の顔を今も忘れられないよ」
(イスラム教徒を襲撃したシーク教徒)

「わしは今でも、自分や他の同世代の若者たちに、あのとき何が起こったのかわからないんだよ。それは2日間の出来事で、わしらは憎しみの荒波にすっかりさらわれちまった……。わしは自分がいったい何人殺したのかすら覚えていない。あれはもう、コントロールのきかない精神状態だった。わしらは自分が何をしているのかさえわかっていなかった」
(シーク教徒を襲撃したイスラム教徒)



『そうだったのか!現代史 パート2』
そうだったのか!現代史〈パート2〉 (集英社文庫)

 池上彰著,集英社文庫,2008年6月
 ★★★★











<目次>
1.誰がフセインを育てたか イラクが軍事大国になるまで
2.アフガニスタンが戦場になった ソ連軍侵攻と米軍の攻撃
3.パレスチナの大地は再び血塗られた
4.「モスクワの悲劇」はなぜ起きたのか チェチェンの人々
5.北朝鮮はなぜ不可解な国なのか
6.南アジアは核戦争の恐怖に怯えた インドとパキスタンはなぜ仲が悪いのか
7.核兵器の拡散 続く戦後世界
8.放射能の大地が残った チェルノブイリの悲劇
9.「花の髪飾り」の抵抗 アウン・サン・スー・チー
10.21世紀最初の国が誕生した 東ティモール独立




ぼんやりニュースを見ていると、イラクやアフガンでの戦争、アウン・サン・スー・チーさんの自宅軟禁、インドとパキスタンの争い、北朝鮮の核実験、いろいろな国際問題を目にします。
でも、単語は聞き覚えがあるんだけど、いざ説明しろと言われると言葉に詰まってしまいます。
結局何が原因なんだろう? 本書ではその疑問について考えます。

「週刊こどもニュース」をご存知の方も多いでしょう。
本書は「週刊こどもニュース」のお父さん役である池上彰氏が、ごくわかりやすく現代史の仕組みを教えてくれます。ちょっとニュースの言葉を知りたい方におススメの一冊!

ところで恥ずかしい話、僕はパート1読んでないんですが、たまたまパート2から読んでしまったので、パート2からレビューです。すみません。


========


◎どんな本なの?

「人はみんな平和を求めているはずなのに、なぜ地球上から戦争がなくならないのか?」

素朴で、しかし根源的な疑問です。
価値観が違うから、というのは1つの答えかもしれません。
しかしだからこそ人によって考えは異なり、この答えは出ないでしょう。

現代史は、そのちょっと前にさかのぼればよく理解できる

著者はこの考え基づき、現代にある問題を簡単に説明した後、主要人物やその国の歴史について、100年程度さかのぼって解説します。
歴史を経る過程で何が起きてきたかを知ることで、いま問題とされている問題がどれだけの深みをもっているかがわかります。
そしてその未来を予想することが、いかに困難かも…。

取り上げられた問題については目次を見ればよくわかると思います。どれも聞いたことはあるけど、詳しくは知らなかったり、原因がわからなかったり。
本書は1章1章が簡潔に記載されていて、1章につき30分くらいで読めちゃいます。そしてこどもニュースのお父さんなだけあって、とてもわかりやすい文章。人物略歴などのキーワードもコラムで解説してあり親切です。



◎君はジャイアンを理解できるか?

欧米諸国そして日本の、弱者を欺くことのみを是とする政治外交が、いかに現代のひずみを生んできたか。これは教科書にいくらでも書いてあることではありますが、本書の具体的なケースを読むと、歴史の節々でいかに「先進国」と呼ばれた国々が、極めて下劣な態度を大真面目に取ってきたかがよくわかります。
そのことに怒りを覚えない人はいないでしょう。

一方、帝国主義を理解できなければ現代史を知ることはできません。

「オレのものはオレのもの、お前のものもオレのもの」

かつて人々はこの言葉を素直に信奉しました。
20世紀半ばの国連成立を待つまで、世界各国は本気で世界征服を目指していてのでは、とすら思います。そして自分が世界征服をしなければ、いつか征服されてしまう。そんなやるかやられるかの熾烈な生存競争の中で、人道などとキレイ事は言っていられませんでした。

人を虐殺したら問題になる。
この一事をもってしても、現代とは素晴らしい時代だと思うし、これこそが国連の意味であり、歴史を遂げ人々が進化した意味だと思います。
人を虐殺したら問題になる、この貴重な価値観を持ち続けなければなりません。
そして今ようやく問題提起に成功した我々は、次には問題が解決されている将来を目指さねばならないでしょう。


逆らうものは死刑



ということで、ちょっと現代史を知りたい方にはぜひおススメの1冊です。
ついでですが、アフリカの現状にフォーカスした『アフリカ・レポート』もレビューしてあるのでご一読ください。こちらもおススメです。


** 著者紹介 **
池上彰(いけがみ あきら)1950~
1973年NHKに入局、2005年まで32年間、記者として事件や災害、消費者問題などを担当する。また、94年から11年間は「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。
『これが「週刊こどもニュース」だ』『そうだったのか! 現代史』『そうだったのか! 中国』『ニッポン、ほんとに格差社会?』など著書多数。
(本書より)



** 『そうだったのか! 現代史 パート1』目次 **

そうだったのか!現代史 (集英社文庫)
 『そうだったのか! 現代史』
 池上彰著,集英社文庫,2007年3月










冷戦が終わって起きた「湾岸戦争」
冷戦が始まった
ドイツが東西に分割された
ソ連国内で信じられないことがスターリン批判
中国と台湾はなぜ対立する?
同じ民族が殺し合った朝鮮戦争
イスラエルが生まれ、戦争が始まった
世界は核戦争の縁に立ったキューバ危機
「文化大革命」という壮大な権力闘争
アジアの泥沼ベトナム戦争
ポルポトという悪夢
「ソ連」という国がなくなった
「電波」が国境を越えた!「ベルリンの壁」崩壊
天安門広場が血に染まった
お金が「商品」になった
石油が「武器」になった
「ひとつのヨーロッパ」への夢
冷戦が終わって始まった戦争 旧ユーゴ紛争


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社会/政治 | 01:00:13 | トラックバック(0) | コメント(0)
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