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【SF】 『とある魔術の禁書目録』 『とある科学の超電磁砲』
科学と魔術が交差するとき、物語は始まる――

『とある魔術の禁書目録』

『とある科学の超電磁砲』
          (『とある魔術の禁書目録』外伝)

   鎌池和馬
    (イラスト 灰村キヨタカ)

   アニメ公式HP 魔術 科学

   SQUARE-ENIX

   TOKYO MX公式HP

   ★★★




<あらすじ>
「学園都市」と呼ばれるこの街では、学生は科学に基づいた独自カリキュラムを受けることで「超能力」を学んでいる。「超能力」を得た学生たちは、定期的な身体検査(システムスキャン)によってレベル分けされる。その頂点に立ち、最強と謳われるのが七人の「超能力者(レベル5)」である。
 そのひとり、御坂美琴。『電撃使い(エレクトロマスター)』最上位の能力者にして『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ彼女は、名門お嬢さま学校・常盤台中学に通う14歳。不良に絡まれようものなら、付近一帯を停電させるほどの反撃をする“電撃姫”である。
 ある日、彼女は一人の男子学生と出会う。学園都市230万人の第3位、御坂美琴の最強の技「超電磁砲(レールガン)」を、その男は軽々と打ち消した。しかし、男自身、なぜ打ち消せたかわからない。なぜなら、その男は能力が全く使えない"レベル0"だったからである――





◇"科学"による"超能力"(ネタバレします)

2作の世界では、超能力が真面目な研究対象として扱われています。量子論と確率論から発展したその理論に基づいて、学生に対して日々「能力開発」を行っています。
能力者が能力を使う際には「演算」を脳で行う必要があります。つまり、自分の脳のキャパシティ(処理速度)を超える能力は使えない、ということ。能力者は全員、その強さに応じて「レベル0」から「レベル5」までランク付けされ、その情報は学園都市のバンクに管理されています。

本作では、能力者の脳を操ることで複数の人間の「演算」により"人間グリッドコンピューティング"を実現する「実験」が登場します。このときに使われているのが、人間の"感覚"を逆手にとって脳に刺激を与えるという方法。具体的方法は本編を見てほしいのですが、複数人の脳を繋ぐプロトコルまで設定を考えているのが驚きです。

この辺の話は、以前紹介した『極端な未来(経済・産業・科学編)』も参考にしてみると面白いかもしれません。



◇科学vs魔術

『とある魔術の禁書目録<インデックス>』は、ガチガチの科学詰めな学園都市の中で起こる、「魔術」の物語です。
個人的には、ファンタジーなのにSFでも通用しそうな『科学』の方が好きなので、『魔術』には大した感想はありません。というか、(「馬数翔のDairyTimes」さんも指摘されてますが)『魔術』の原作はちょっと文章力に難有りかと…。
もし興味を持った方はTVアニメだけをおすすめします。TV版もわりとベタな演出が多いのですが、これは意図されたベタなのがわかるので、比較的安心して見られるのではないかと思います。

ところで、両作を通して注目の設定が、主人公のもつ「能力」です。どんな超能力も魔術も打ち消せる「イマジンブレイカー」は、「レベル5」の全力の攻撃を打ち消せるほどの能力です。面白いのは、その持ち主(つまり主人公)が「レベル0(無能力者)」である、ということ。
この設定が『魔術』『科学』両方のストーリーにうまく繋がっていて、感心させられます。



◇特殊な世界観であっても

上で挙げたように、本作は世界観・設定が非常に詳細に定められており、それがストーリーにも直結している、とても凝った構成になっています。

私が一番驚いた設定は、能力者が無自覚に周囲に発している「AIM拡散力場」。この"無自覚"というのが、やっかいな問題を引き起こすのですが、こうした設定をうまくストーリーに繋げているあたり、物語の作り方のうまいところだと思います。

余談ですが、現実のソフトウェア開発では「構造」「振る舞い」が重視されます。「構造」をしっかり考えて作ると、動作させた時に最適な「振る舞い」をしてくれる。逆に、「構造」設計のツメが甘いと「振る舞い」も怪しいものになる。
これを小説に置き換えると「世界観」「ストーリー」、あるいは「設定」「ストーリー」がそれに該当するのではないかと思います。

個人的には、(ファンタジックな物語では)その2つがうまく噛み合った作品が好みなのですが、「世界観」が特殊であればあるほど自然と壮大な作品になってしまうのが玉に瑕かもしれません。そういう物語はたいてい、世界を救うようなストーリーであることが多いですね。

凝った世界観にも関わらず、それに執着しないで(もちろん無視したり矛盾するわけではなく)、その世界に生きるキャラクターたちの"行動"そして"気持ち"で物語を紡いでいくところが、私が一番好感を持ったところです。

しつこいくらい書きましたが、良くも悪くも「設定」を楽しむ作品です。



** 著者紹介 **
鎌池 和馬 (かまち かずま)
ライトノベル作家。2004年4月に『とある魔術の禁書目録』でデビュー。執筆ペースが早く、『とある魔術の禁書目録』は、デビュー以来、1年に3ないし4冊ほどのペースで刊行されている。
(Wikipediaより)
灰村 キヨタカ(はいむら きよたか)
イラストレーター。1973年9月7日、広島県尾道市出身。他の挿絵は『スプライトシュピーゲル(冲方丁/著)』など。
(Wikipediaより)

** この作品を紹介しているサイトさん **
・「書評、レビューとちょこっとRO雑記」さん
・「叡智の禁書図書館<情報と書評>」さん
・「馬数翔のDairyTimes」さん
・「しばいてぃてぃ 」さん

・「とある魔術の禁書目録 Index」さん

『とある魔術の禁書目録』アニメ第1話
『とある科学の超電磁砲』アニメ第1話

モーターで音源作ってみた。(試作その2.1)【only my railgun】 (直接関係ないですが、アニメの主題歌。すごかったので紹介)

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SF | 23:10:04 | トラックバック(1) | コメント(0)
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「とある科学の超電磁砲」1~2巻 鎌池 和馬 (著), 冬川 基 (イラスト) アスキー・メディアワークス
「とある魔術の禁書目録」の外伝だったんですね。実は禁書目録の方を読まずに、いきなりこっちを読んでしまったのですが・・・。 絵は今風。一瞬ネギマの人?とか思ったけど、ただ絵柄が似ているだけでした。ストーリーは非常に分かり易い。ちょい、設定がSF的ですが、大..
2010-04-19 Mon 21:25:46 | 叡智の禁書図書館<情報と書評>

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