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【マンガ】『おやすみプンプン』
様神様 チンクルホイ」と唱えると神様が来ます。
これは、大船に住んでいる雄一おじさんに教えてもらいました。
ほら、もう来た。


『おやすみプンプン』
浅野いにお著,小学館ヤングサンデーコミックス,2007年8月~
現在、小学館ビックコミックスピリッツで隔週連載中。単行本は4巻まで発刊。
★★★★★

おやすみプンプン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)おやすみプンプン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
(2007/08/03)
浅野 いにお

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「脳が!! オチンコから脳がとび出た!!」

本書は、思春期を迎える少年・プン山プンプンの、山あり谷ありモハメド・アリな青春を描いたマンガです。
とても緻密で、しかしクセのない絵で描かれているので、馴染みやすいマンガだと思います。
注目を浴びている作品なので知っている人は知っているかも。

========


まずは簡単にあらすじを紹介。

小学5年生のどこにでもいる少年プンプンは、転校生の田中愛子を運命の人と思って止みません。
「僕は、みんなをメツボーからは救えないかも知れないけれど、でも何があっても 愛子ちゃんだけは守ってあげたいと思う。」
愛子と両想いになったプンプンは、友達とエロビデオを鑑賞したり、家族の危機に遭いながらも、少年時代を過ごします。しかし愛子とした何気ない約束が、2人の間を引き裂くことに…

田中愛子(おやすみプンプン)
↑田中愛子(かわいいんだけど…)

中学生編では、部活での日々を追いながら、プンプンの中学生ならではの妄想が綴られます。
シュインッシュインッ
その切なさは、誰もが必ず経験しているはず。
心の奥底に眠るあの日々を、浅野いにお独特の鮮やかなタッチで描きあげます。

と、なんだかラブコメみたいに聞こえるけど、そんなことも無いです。
プンプンが日々を生きる中で感じる苦悶・苦痛は、文学的とも言っていいほどに1個の「人間」の「青春」を写すのです。



「なーんつってな!」ぺろぺろ

本書を語る上で欠かせないのがプンプンの外見
本書の背景は全て写真をもとにしたCGで書かれており、とても緻密。そして登場人物たちも背景に遜色のないほどのリアルさで描かれています。
その唯一の例外がプンプンとその家族。
プンプンはまるで鳥のような感じの、2秒で書いた落書きのような外見で描かれます。

超シュールな本書の中でも、さらに特異な部分と言えるでしょう。
そして誰一人としてこのことに言及はしません。
登場人物たちには、あくまでプンプンは普通の男の子として存在するのです。

プンプン外見
↑この白い鳥みたいのがプンプン


このように描いた理由は「感情移入」にあるようです。
例えばどんなに自分の境遇に合った物語でも、主人公には名前があって、顔があります。
そのため物語がどれだけ自分に近くとも、それはあくまで他人の物語に過ぎません。

ところが本書で著者が試みたのは、物語の中に読者を引き込むこと。
らくがきのような形状と「プンプン」という名前は、主人公を極限までに抽象化しており、誰もが物語の中のプンプンのポジションに入ることができるのです。

父と母、おじさんと言った近親者が落書きで書かれているのも同様の理由。
普段生活していると、自分や家族の顔ってほとんど意識しませんよね。
でもまさかそれをマンガで実現できるとは・・・。

また、プンプンにはセリフもありません。
ただしゃべったことの要旨がナレーションで述べられるだけ。
これもプンプンの個性をいい意味で排し、読者を引き込みやすくしているのです。

でもまあ何よりすごいのは、あの落書きでプンプンの感情を完全に表現できてるとこですが。



くそったれでした

もう1つ特筆すべきなのは、「神様」の存在です。
プンプンは「神様神様チンクルホイ」と唱えることで、神様を呼びだすことができます。
これは、大船に住んでいる雄一おじさんに教えてもらいました。
神様はプンプンを見守る存在で、プンプンの相談に乗ったりアドバイスをしたり、どちらかというとアドバイスをしなかったり、冷やかしたり、そしてプンプンをそそのかします。

神様(おやすみプンプン)
↑このくそったれな感じのが神様


神様といえば、「コスモさん健康センター」という宗教団体や、旧友シミちゃんの見るうんこ神、そして雄一おじさんの神様も登場します。
もちろんこれらは、「創造主」としての神様ではありません。

それぞれの人々がそれぞれに思い描く神様を描くことで、「人にとっての神とは果たしてなんなのか?」という問いを僕たちに投げかけているのです。

ともかくも、プンプンと神様とのやり取りは非常に面白いので必見です。
また、3巻で明かされる神様の起源にも注目です。



撃て!

今後の展観に期待大の本書「おやすみプンプン」ですが、ラストまでの筋書きはできているとか。
ただ、幸せなラストにはならないと著者はコメントしています。
浅野いにお作品は悲しいものが多いので、その辺は残念。
僕はこの作品だけは、ラストを丸く治めて欲しいのですが…

そしてまわりの級友達のこれからも気になるところ。
ビックコミックスピリッツ(小学館)ではいよいよ高校生編がはじまっています!

1月30日に発売された4巻については、次回レビューしたいと思います。
僕的には大隈みどりちゃんがかわいいです。たまらん…!


** 著者紹介 **
浅野いにお(あさの いにお)1980~
2001年に第1回サンデーGX新人賞入賞。主な著書に『素晴らしい世界』『ひかりのまち』など。『ソラニン』は世代を超えて反響を呼び、映画化された。緻密な筆致で、少年時代・青春時代の複雑な人間模様や、その心とトラウマを描いた作品が多い。



** この作品をレビューしているサイト **

・「メガネちゃんのひとりごと」さん
「おやすみプンプン」落書きではありません!!!

・「花と石ころ」さん
自分の外見を意識していない時の自己イメージって、けっこうあんな程度のものかもしれない

・「触れ 色づきゆく」さん
「おやすみプンプン」浅野いにお

Otoya

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

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マンガ | 18:02:16 | トラックバック(0) | コメント(0)
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