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【マンガ】『おやすみプンプン』第4巻
雄一編大団円。そして中学生編も佳境に…!
「おやすみプンプン」の4巻がついに発売です。
ア"ア"ア"ァッ、もうっ!! なんだかとってもダイヤモンド☆愉快!!
(「おやすみプンプン」を知らない方はこちらへどうぞ)


『おやすみプンプン』第4巻
浅野いにお著,小学館ヤングサンデーコミックス,2009年1月30日発売
★★★★

おやすみプンプン 4 (4) (ヤングサンデーコミックス)おやすみプンプン 4 (4) (ヤングサンデーコミックス)
(2009/01/30)
浅野 いにお

商品詳細を見る



いやあーおもしろかった。
展開がすごいすごい。今後の高校生編も目が離せません。
今回ツボだったのは、プンプンの「阿!」とか、囲碁の顧問の「出来るッ!!」とか。
でも多すぎて挙げきれません。
これだけツボや名台詞のあるマンガも珍しいのではないでしょうか。

さてさて、今回はあらすじは追わないで、何点か考察を述べたいと思います。

!!ネタバレも含む内容なので、ご注意ください!!

========


1.「雄一編」の意味はなんだったのか?

完結した雄一おじさんの回想ですが、このエピソードにはどんな意味があったんでしょうか。
ここで、プンプンの本編とは次のような一致点がありました。

1)女の子は逃避を願い、「いっしょに遠くにいきたい」と誘う
2)闇の中にどこまでも堕ちていきそうになる


(1)については、雄一もプンプンも相手の望みを叶えることができませんでした。
八木さんの娘は去りましたし、プンプンも鹿児島には行けていません。

一方で(2)が問題となります。
プンプンは自分の欲望に堕ちそうになりますが、寸前で踏みとどまり、矢口先輩のことを託して愛子に別れを告げます。
しかし雄一は、「どうせ堕ちるなら、どこまでも堕ちてやろうと思った」と堕ちることを選び、そしてそのことがその後の5年間に繋がることになりました。

僕は、雄一編は本編に対する伏線だったのでは? と考えます。
読者は完結された雄一の物語を追いました。
そしてプンプンはそれと似た体験をすることになります。
雄一に対する八木さんの娘と、プンプンに対する愛子は、少なくとも4巻においては重なります。

読者は雄一編を読み終えているので、プンプンのおかれる(1)と(2)の状況に入りやすくなりますし、またこれらの選択肢の持つ重みの理解が深まります。
雄一が過去に過ちを犯しているからこそ、プンプンはどのような選択をするかを、より緊張を持って読むことが出来るのです。

さらに言うならば、今回は良心に従ったものの、次にまたいつプンプンが堕ちるともわかりません。
ダークサイドはいつもそこにあるのです。

・・・考えすぎかな。



2.「神様」の意味とは?

さて、プンプンの後見人として登場する「神様」はもとより、「コスモさん健康センター」や「うんこ神」など、「人にとっての神とは何か?」について問う本作品。
そんな神様について、4巻では2つの示唆がなされました。

1つは、雄一にも神様がいたということ。
雄一はいわゆる神様の存在を否定しながらも、プンプンと全く同じように、そしてあるいは我々と同様に、心の中に神様を住まわせていました。
このことから、神様とは万人にとって万人の形として存在するということがわかります。
そしてまた、誰もが何らかの形ですがるべきものをもっているということも読み取れます。

もう1つは、「神様」とは名前に過ぎないということ。
「だって君が勝手に神様って呼んでるだけでしょ?」
「…じゃあ、 あなたは一体誰?」
そして真顔になる神様――

神様は、神様であることが問題なのではなく、その存在があることが問題とされるのです。


僕は本書で描かれるような、心の中の、どこか現実とは別の次元で向き合える、そんな神様こそが本来あるべき神様なのだと思います。
そして宗教の意味もまたそこにあるのではないでしょうか?

我々は正月に神社に詣で、拍手を叩いて祈ります。
それは何か超常的なものを崇めることが目的ではなく、あくまで自分と向き合うためです。
僕たちは神様という、自分を客観視する存在を想像することで、自分を見つめなおして目標を定め、ともすれば怠けがちな自分を律します。

その意味で、プンプンと神様の間で繰り広げられる問答は、真理と言えるのではないでしょうか。
まあ、プンプンの神様は律するというよりはそそのかすことの方が多いですが…
今後の関係にも期待です。



と、ストーリーはますます深みを増してきました。
とりあえず読み終わったらカバーを外しましょう。これからは花粉症の季節です。

次巻は5月に発売予定とのこと。
楽しみですね!


** 著者紹介 **
浅野いにお(あさの いにお)1980~
2001年に第1回サンデーGX新人賞入賞。主な著書に『素晴らしい世界』『ひかりのまち』など。『ソラニン』は世代を超えて反響を呼び、映画化された。緻密な筆致で、少年時代・青春時代の複雑な人間模様や、その心とトラウマを描いた作品が多い。



** この作品をレビューしているサイト **
・「KARMA2」さん
おやすみプンプン4巻-浅野いにお

Otoya


テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

関連するタグ Otoya 【その他】 【マンガ】 【神様】 「おやすみプンプン」 浅野いにお
マンガ | 13:30:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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