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【ビジネス誌】 スマートシティ特集
いま、世界中で大規模な実験が進行中の模様。それが「スマートシティ」
今の町が「普通のケータイ」なら、スマートシティは「スマートフォン」。そのくらいの、革命的な町になると感じましたよ。
プロジェクトは数え方によっては300とも言われるようで、日系ビジネス誌では具体的に20ほどの都市名を挙げてます。地域は主に日本、アメリカ、欧州、そしてアジア。
日経ビジネスでの特集、今後の都市像を占う上でおもしろいと思ったので感想を書きます。


特集『スマートシティ』
日経ビジネス2010年9月6日号(バックナンバーは6月前まで)

<目次>
・都市創造産業の誕生 ~中国から始まる産業革命
・再定義は必然に ~データが示す都市環境の悪化
・型破りが道を拓く ~勝利を導く3つの鉄則
・中国、インドで続々 ~世界のスマートシティ100選
・「東京人」を模範に ~『グリーン革命』の著者が語る




========


◎スマートシティってなんだ?

日本の古都や欧州の保存された町並みを歩くと、住むとなれば不便とは思いつつも、どこか情緒というか、知らぬながらも当時の人の営みを感じて、いいなあと思います。この「いいなあ」があるってことが、現代の町並みとの隔世の違いが在ることの証拠ですよね。
そして近い将来、今度は現代の町並みを見て、グレーのアスファルトや交差点や信号、ビル群を見て、「これこそが古き良き時代の街並み!」と思う日がくるかもしれません。
そう思わせるのが未来の町「スマートシティ」

僕はスマートシティを「環境浄化機能や生活インフラ、情報インフラが集積され、管理された都市」と読み取りました。
例えば建設中の天津生態城(「城」は中国では「都市」の意味)は、400m×400mの「セル」と呼ばれる区画を集めた1.6km×1.6kmのエリアに、住宅エリア、商業エリア、産業エリアを配置し、住民の生活を完結させます。その中でエネルギーの循環や各種インフラが統合管理されており、都市の建設というよりは「生態系」の設計に近いのかもしれません。

中国は13の都市を指定してスマートシティ化を進めているとか。
それぞれの都市で都市開発実験を行い、成功したら都市をそのままコピペで大量生産するという、懐のでかい計画。街をコピペってアンタ…
特に中国は、100万人都市の数が1975年の36箇所から05年には98箇所に、50年には155箇所になると予測されているようで、巨大都市作りは急務。国家が艫を真に向けてのプロジェクトです。ここで生まれる雇用を考えると、中国の経済成長がますます進むのは間違いなさそう。


欧州の町並みがなんでいつまでも古いのかなあというと、取り壊せないからなんですよね。もったいなくて。形あるものいずれは滅ぶ、と言っても自分の手で滅ぼすのはなかなか難しいものです。
だからこそアジアのスマートシティはすごい。ていうか絶対すごくなる。なぜなら1から作るから。


     simcity
                  要するにリアルシムシティ



◎マクロで見れば車も情報担体

面白いと思ったのが自動車の役割。
記事では日産の事例が紹介されてたけど、日産はEV車リーフを横浜で走らせて、スマートシティの実験をやるそうですね。
「車は単なる個人の乗り物ではなく、社会の1つの要素になる」とは日産技術開発本部長の言葉。
半径40km圏・2200ヶ所に敷設予定の充電インフラにより、電気自動車の社会が出現が望まれています。

僕は電気自動車といえば単に「エコ」とか「静音」がウリだと思っていたんですけど、個人の所有物であるはずのクルマが都市に満ちたとき、これは巨大な電力インフラになるんですね。EV車は電気を貯めたり放電することもでるから、街全体が1つの蓄電池になったようなもの。
さらに各車はデータセンターに24時間データを送るので、情報インフラとしての役割も担い、都市の人々の生活の最適化までもが可能になります。

スマートシティをつくる一要素として「スマートグリッド」がありました。これは電力網など固定回線に限られたものかと勘違いしてましたが、都市環境が変わったとき、街をスマートにする要素は公共の設備だけには閉じないみたいですね。
大きな流れが進むとき、それを形作るための要素技術が集まって、そして予想しないような文化が生まれていく。これが、技術進歩の醍醐味だと思ってます。


     アルコロジー
                 そして最終的にはこうなるんですね



◎僕は田舎に帰りたい

都市の次に行き着く形として次の2つが示されていました。

(1)都市は東京化する
「限られた空間に多くの人口を詰め込む」という前提で最適化された東京の都市設計は、今後世界の模範になるだろう

(2)都市は企業化する
各種インフラや居住スタイルの統合管理されるにあたり、都市は差し詰め1つの「企業」のように振舞うだろう


人口増加はまだまだまだまだ続きそうです。
そうすると色んなものを節約しなければならなくて、空間節約ノウハウの大成である「東京」や、まるごと管理により効率を高める「企業」は、確かに今後つくられていく都市のキーワードになり得そう。野菜工場なんかもそのうち各都市にそれなりの規模で作られるようになるかもね。

だけど「東京」も「企業」も、こうした言葉で表されるとなんだか嫌だなあと思ったり。
計画され合理化された街は確かに便利かもしれないけれど、僕は森や水田や広い川原や、そしてそれらが生きている中に囲まれて暮らしたい。でもそれはいつか貴重なことになって、そして訪れたとき「不便だけど情緒のある古き良き時代」と呼ばれるようになってしまうんだろうか。
いや、もうすでにそう呼ばれているかもしれないですね。

「スマートシティ」を考えるとき、未来への可能性と過去への後ろめたさが同居する気持ちになるのは僕だけではないはず。
せめてこうした過渡期の時代にいることを、チャンスに結び付けたいところです。


それにしても街作りってでっかくてワクワクしますねー。
今後創られる都市にどんな技術が現れて、地下が、物流が、空間が、価値観が、どのように新しくなるのか楽しみです。

Otoya


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ビジネス誌 | 00:20:04 | トラックバック(0) | コメント(0)
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