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【HowTo】 『クラウドHACKS!』
スマートフォンの普及に伴いますますPCは身近なものになりました。
『クラウドコンピューティング』「コンピュータは、世界に5つあれば事足りる」という言葉が紹介されていましたが、本当にデータの場所って気にならなくなってきてますねえ。
野村総研の『IT市場ロードマップ2011』によれば、今後はモバイルルータと携帯機器間の連携が進み、ますますコンテンツの取り扱いがシームレス化するようです。
クラウドを利用してオフィスにとどまらない、「ノマド・ワークスタイル」という働き方もよく耳にするようになりました。

そんな中で紹介するのが本書。
著者は『TIME HACKS』などHACKSシリーズの小山龍介氏で、ノマドワークを実践する著者が、今回もクラウドの色々な使い方を提案してくれています。クラウドクラウド言われてもちょっとついていけてない僕なので、この本を読んで勉強してみましたよ。


クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル
 『クラウドHACKS!』

 小山龍介著,東洋経済新報社,2010年12月
 ★★★★

 <目次>
 1.データHACKS!
 2.情報収集HACKS!
 3.ノマドワークHACKS!
 4.クラウドタイムHACKS!
 5.クラウドチームHACKS!
 6.アウトプットHACKS!
 7.クラウド手帳HACKS!








========


色々なツールの使い方や整理方法を紹介するHACKSシリーズ。
以前レビューした『TIME HACKS』では時間効率を劇的に上げるために種々の手法が紹介されていましたが、今回は「クラウド」を使い倒すというコンセプト。著者の実践の中から生まれたノウハウなので、非常に参考になりました。



◎これからは「みんなで読書する」時代になる

イノベイティブな企業文化を持つことで有名なIDEOのマネージャー、トム・ケリーは著書『イノベーションの達人』で、グーグルデスクトップに出会ったときの驚きについて述べています。
それまで「外から情報を持ってくる」という目的に使われていた検索エンジンが、「自分の持つ情報を整理する」ことに使われ始めたというのは、大きな発想の転換ですね。そしてグーグルデスクトップが見つけたニーズは、「人は整理・把握しきれない量の情報を持っている」ことなんだと思います。

本書ではあらゆる情報を電子化していますが、それによる生活習慣の変化を端的に表しているのが「横断的読書」又は「インデックス読書術」だと思います。
これは前提として、自分の持つ全ての書籍をPDF化(いわゆる自炊)して一元管理するのですが、ポイントなのは「覚えない」ということ。読んだ内容を頭に入れようとはせず、何を読んだかだけを把握して、必要なときに検索をかけるんです。
法律でたとえるなら、条文全てを暗記するのではなく、どの条文にどんな趣旨のことが書いてあったかだけを覚えておいて、必要なときに初めて法文集を引いて内容を確かめる、という感じでしょうか。そしてデジタルを使えば、関連する事件や判例、はては他人のリアルタイムの考察とその蓄積までも、検索により引き出すことができるのです。

発想法に関して有名な『思考の整理学』でも「覚えないこと」の大切さはよく述べられていたところですが、検索ツールの進化によりそれはどんどん新しい次元に進んでいるようですね。
例えば今はニュースについてSNS等で多くの他人の意見を聞けますが、著者は「読書についてもこれからは大人数で読み進めていくソーシャルリーディングの時代が来るだろう」と示唆します。

映画『ソーシャル・ネットワーク』マーク・ザッカーバーグは美術史の勉強をするにあたり、「ネットで適当な知ったかぶりのコメントを書いて、それに対するみんなの意見を集めてそれを参考にする」と述べていましたが、勉強法もこのように変わっていくことでしょう。
このことは、これからの時代に求められる能力が変わってきていることも表していると思います。その意味でも、クラウドを仕事と言う観点で日々の生活に落とし込んだとき何ができるのかを示した本書は非常に参考になるものでした。できるなら10年後にも続編を書いていただいて、それを比べてさせて欲しいです。



◎参考にはなるけど、あくまで参考

一番やりたいと思ったのが上述した蔵書のデータベース化なんですが、他にもエージェント機能による集合知の抽出法とか興味深い内容がたくさんありました。
あと著者のかばんの中身も非常にすっきりしていてとてもスマート。選ばれて残ったものたちを機能的に使っているのが伝わってきて、自分もこんな風に身の回りを処したいと思いました。
『坂の上の雲』の秋山好古なんかも哲学的な持ち物の少なさですが、物を捨てられない僕としては機能美がある生き方って憧れてしまいます。

そんな本書で意外だったのが、これだけクラウドを駆使する著者がToDoについては紙の手帳を使っているということ。何でもクラウドにすればいいと言うわけではなくて、やっぱり目的に応じて適った道具を使い分けるのが肝要のようです。
僕もプライベートのToDo管理についてクラウドを試行錯誤した挙句、最後は紙のメモ帳の改造に落ち着いていたので、ちょっと親近感を覚えてしまいました。

『TIME HACKS!』のレビューでも書きましたが、何であっても「仕組み」を導入するのってものすごくエネルギーが要ることなんだと思います。どんな方法であっても対象に適応するためには最適化が必要で、「ああそうですか」で自分のものにできるわけじゃないんですよね。
だからあくまで使い方は自分で考案していかなければならないと思うのですが、先駆者の手法として学ぶことの多い一冊でした。1つずつ試行錯誤しながら、盗めるだけ盗んでいきたいと思います。



** 著者紹介 **
小山龍介(こやま りゅうすけ)1975~
京都大学文学部哲学か美学美術史卒業、大手広告代理店勤務を経てサンダーバード経営大学院でMBAを取得、現在、松竹株式会社プロデューサーとして歌舞伎をテーマにした新規事業の立ち上げに関わった後、株式会社ブルームコンセプトを設立。
本書のほかにも『TIME HACKS』『IDEA HACKS』『STATIONERY HACKS』など、ハック系の著書多数。
著者ブログ:「ryu2republic:小山龍介ブログ」
(本書、wikipediaより)



** 情報の整理・収集に関する関連レビュー **
『思考の整理学』(1) (2) (3)
 →クラウドに限らず「アイディアとは何か」を実践的に書いた名著
『TIME HACKS!』
『ツイッター ~仕事で役立つ即効ワザ57』
『クラウド・コンピューティング』
 →これは整理には関係ありませんが、クラウドという時代の文脈を読み取る上での参考に
Otoya

=== ノート ===


◎データのクラウド化

【スキャンすべき書籍のポイント】
 ・アドバイスをもらえる「師匠」の本
 ・引用できる「権威のある本」
 ・困ったときに参照できる「マニュアル本」

【入門書を選ぶポイント】(立花隆『「知」のソフトウェア』)
 ・読みやすくわかりやすい
 ・その世界の全体像が伝えられている
 ・基本概念・基礎的方法論が整理されている
 ・中級・上級に進むための方法を示している
 ※新書などに多いとのこと



◎ノマドワーク

【小山龍介のかばんの中身】
 ・ノートPC
 ・SDカード・USBメモリ
 ・モバイルルータ、接続ケーブル
 ・ペンケースとノート
 ・ノイズキャンセリング機能付きヘッドホン
 ・リラックスグッズ(目覚まし用・リラックス用)
  →アイマスクも用意したい
 ※個人的にはさらに手帳と電子ブックも


【ノマドオフィス】
 ・作業オフィス …ルーチンワーク用
  →スピード感のある場所:ファーストフードやチープカフェ、駅のホーム
 ・発想オフィス …ゆったり思考用
  →ホテルのラウンジ、図書館
  →初対面の人との交流を兼ねた打ち合わせなども
 ・アウトプットオフィス …高速アウトプット用
  →スタバなどシアトル系のカフェ、ゆったりしたファミレス、自主室
 ・行きつけの街をつくる
 ※必ずしも自分には合わない気が。結局慣れの気がする

【モバイルノウハウ①】
 ・単三エネループによる電源の解決
 ・ネットプリントの利用



◎仕事の効率化・アイディア出しの効率化

【地域活性のための人材】
 ・ワカモノ →行動力がある
 ・ヨソモノ →シガラミがない
 ・バカモノ →ゼロベースで考えられる

【仕事のノウハウ】
 ・インボックスゼロ
 ・車輪を二度発明するな (プログラマーがよく使う言葉)
 ・議事録は会議の前に作成しておく

【アイディア出し】
 ・KJ法には問題がある
  →最初に機械的に思考範囲を限定して思考段階に入るため、無意識にある情報を排除してしまう
  →ロジカルシンキングは思考スピードを落とすため、ロジカルに考えてはいけない場合もある点に注意
 ・自分ではわからないことについて敢えて取り組む
 ・アウェイに身を置く
 ・頭で覚えず心で覚える
 ・プライベートライティング
  →時間を決めて、手を止めず素直に書き続ける
 ・30分1セッション



◎その他役立ち情報

【情報収集】
 ・ツイッターとハッシュタグ、togetter
 ・はてなブックマーク、NAVERまとめ等の利用
  →これらエージェント発行のRSSを読む
  →ブックマーク数などでフィルタリングする
 ・ウェブページのPDF化(PDF Download)
 ・RSS非提供サイトのRSS化(MyRSS.jp)
 ・ブックマークとパスワードの機器間同期(Xmarks)
 ・文章を手がかりにした関連書籍検索(webcat plus)

【モバイルノウハウ②】
 ・スマートフォンをメインにする場合にはbluetootキーボードを
 ・メモはクラウドにとる →エバーノート、gmail
 ・文書ファイル、表計算ファイルも探せばサービスがある
  →Awesome note
 ・Dropboxに対してはgood readerの連携が良い
 ・iPhoneがスキャン機能に優れている
  →名刺管理

【ライフハックノウハウ】
 ・ツイッターによるライフログ管理(twilog)
 ・OhLifeによる非公開日記
  →多分メール開かなくなるので、やるなら会社のメールが良さそう
 ・ソーシャルに運動(NIKE+)


・・・

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

関連するタグ Otoya 【一般書】 【思考法】 【HowTo】 小山龍介
思考法 | 00:36:12 | トラックバック(0) | コメント(0)
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