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【思考法】 『佐藤可士和の超整理術』
「仕事とは、整理することである」


『佐藤可士和の超整理術』
佐藤可士和の超整理術』

   佐藤可士和

   2007年

   日本経済新聞出版社

   ★★★★










◇整理とは?

数年に一度やってくる片付けブームが、「断捨離」「ときめく片付け」などの謳い文句で最近また巻き起こっていますが、ブームに乗ったからと言って片付けられる人間になれるかというと、そうとも限らないわけで。

とはいいつつも、私singが当代で尊敬する人物(のうち3本の指に入る)、デザイナー兼プロダクトディレクター佐藤可士和 さんが整理術の本を出したとくれば、読まないわけにはいきません。読んだのは少し前ですが、紹介したいと思います。
(著者の前作『佐藤可士和×トップランナー31人』のレビューはこちら)

本作は、単なる片付けの方法を紹介した本ではありません。というか、片付けについて論じているのは最初の1/3だけです。
どちらかといえば仕事術、そして思考術の本です。

「部屋の乱れは心の乱れ」とは昔からよく言われることですが、本書の根底にある思想はまさにこのフレーズに尽きるかと思います。
大まかにまとめると、思考がしっかり整理できていれば、世の中に溢れかえっている情報から必要なものを取捨選択でき、それを現実世界へのアウトプットとして表現という方法で具象化することができる、という流れになります。言葉がカタイのは私の文章力の無さ故であり、著者の責任ではありません。

アウトプットの場として、著者の例では、製品開発であったり、デザインの仕事であったり、事務所の運営であったり、部屋の片付けであったりするわけです。

コンセプトをとことん突き詰めて、対象の最もプリミティブな部分の魅力を最大限に引き出すようなデザインを得意とする、いかにも著者らしい考え方です。



◇本当に超!整理術

ではどうやって諸悪の根源wである思考術を整理するのか、というと、それを身につけるためには、今度は上記の考え方とは逆の手順を辿ることになります。つまり、

      
  1. 空間の整理術

  2.   
  3. 情報の整理術

  4.   
  5. 思考の整理術

です。
著者も述べているとおり、第3段階までいくと、大変難しい作業になります。言葉としては理解できても、実際にやってみるとなかなか思い通りにいきません。

本書を読んだことで、思考の方向性はつかめるかと思いますが、実際の思考法は、個人個人が自分に適したものを見つけて行くことになります。また、そうすることが大切なのだそうです。
このあたりの方針は、当サイト一押しの名著『思考の整理学』と同じですね。本を読み思考法を学ぶのはあくまでヒントであり、最終的には自分で考えろ、というわけです。思考法に興味がある人なら、考えることは苦じゃないでしょうし。



◇答えは相手の中に

著者は、ユニクロキリン、新国立美術館、NTTドコモ、今治タオルなどなど、様々な企業や団体のロゴマークや店舗内装のデザインを手がけていますが、上記の考え方からわかるように、単にデザインだけ提供しているわけではありません。

著者の仕事のやり方の一例を紹介するのが一番わかりやすいでしょう。

たとえば、ある会社のロゴマークをデザインする際は、まず多くの社員に会い、話を聞く。自社の強いところ、魅力的なところ、弱いところなど、あらゆる面をヒアリングします。そうして組織の本質を少しづつ見つけていきます。
そうして本質がはっきりと言語化できるまで見えてきたところで、初めてマークのデザインをし始めます。
そうすることで生まれたデザインは、組織の全てを含み、なおかつ余計なものを全て削ぎ落とした最もプリミティブなものになるわけです。
もちろん、ヒアリング能力だけ、デザイン能力だけでどうなるものでもなく、それらにプラスして、本質を見つける力を備え、それらを使いこなせているからこそできる、高度な仕事であることは言うまでもありません。

ただ自分のデザインを押し付けるわけではなく、相手から本質を導きだして自分のデザインと化学反応を起こす。ある意味、これが理想的な仕事術なのではないかと思います。
私は、本書を読むことで(仕事も含めた)生活全体のモチベーションを上げようと思っていました。思考法としては、少しでもヒントになれば、という程度だったのですが、読んでみると予想以上の収穫でした。
著者らしいシンプルな装丁も、頭の中まで整理されていく様子を表しているようで、読み物としても大変気分良く読める一冊でした。



** 著者紹介 **
佐藤可士和 (さとう・かしわ)
デザイナー、アートディレクター、クリエイティブディレクター。
博報堂を経て「サムライ」設立。SMAPのアートワーク、docomo N702iD/N703iDのプロダクトデザイン、ユニクロのクリエイティブディレクション、楽天グループのブランディング、国立新美術館のVIとサイン計画、幼稚園、大学、病院のトータルプロデュースまで進化する視点と強力なビジュアル開発力による幅広いクリエイションは多方面より高い評価を得ている。東京ADCグランプリ、毎日デザイン賞ほか多数受賞。明治学院大学、多摩美術大学客員教授。

sing


テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

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思考法 | 00:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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