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【経済産業】『特許と技術標準』
爆弾を解除しろ!

ということで、よくわかる標準化シリーズ第3弾です。
標準化戦略ってなんだ? という方はこちらへどうぞ。
特許ってなんだ? という方はこちらへどうぞ。



『特許と技術標準』
藤野仁三,八朔社,1998年4月
★★★★

特許と技術標準産業財産権標準テキスト 特許編
(2004/06)
発明協会特許庁

商品詳細を見る

<目次>
1.問題の所在と背景
2.交錯の事例
3.技術標準と標準化機関
4.特許法の視点
5.独占禁止法の視点
6.審判決例の検討
7.排他性制限の理論


========


「標準」
規格とも呼ばれる。サイズや技術仕様を決めることで、全員が使えるようにする
その公益的な目的から、従来から公的機関による標準化が行われている。
現在は、民間企業も戦略的に標準化を行い、他者参入を招き、技術を普及させている。

「特許」
技術発明について、特許出願の日から20年間、他社の実施を排他する権利。
いかに技術を独占して自分だけが使うかという極めて私的な目的のために用いられ、現在のビジネスでは特許を取得することが必須となっている。


このように完全に水と油、アンパンマンとバイキンマン状態の標準と特許。
共通点があるとすれば、公開を招くことと、そして技術に関するものであるということ。

標準はどうしても使わなければなりません。
しかし標準は技術に関するものなので、不可避的に特許技術が含まれてしまいます。
この特許について、特許権者がライセンス料支払いを請求したらどうなるでしょう。

まるで宇宙船に爆弾が積まれているようなものです。
起爆・解除装置を持つ人が船内にいればいいですが、もし敵対者がその装置を手にしていたら…


これら標準と特許の法的な問題を扱ったのが本書です。
おそらく特許と標準の問題を扱った本はこれが最初ではないでしょうか。
すでに10年以上前の本となっていますが、その内容は現在にも十分通じるものとなっています。
標準化を語る上では避けて通れない特許問題
標準化戦略をちょっと深く知りたい、という方にオススメです。



◎どんな本なの?

標準化とその現状を述べた後、具体的な法律論に入ります。
標準に含まれる特許をいかに無力化するかなどについて、特許法や独占禁止法の観点から述べられています。
また、具体的な事件例の紹介も載っているので、大いに参考になるでしょう。

量が多い本ではないので、さらっと標準と特許の関係を理解することができるはずです。
2000年以降の事件や問題に触れられていない(というか書かれたのが1998年)のが非常に惜しいところですが、基本はこれでマスターできるでしょう。


** 著者紹介 **
藤野仁三(ふじの じんぞう)1949年~
福島大学経済学部を卒業後、日本技術貿易、モリソン・フォースター法律事務所に勤務。その間早稲田大学大学院方角研究科修士課程修了。現在は東京理科大学専門職大学院知的財産戦略専攻(MIP)教授。
標準化研究の第一人者で、米国知財法にも造詣が深い。藤野氏の米国事例研究が無ければ、日本の標準化研究は数年遅れていただろうと言われている。



** こちらもぜひご参照ください **
標準化戦略ってなんだ?
よくわかる標準化シリーズ第1弾 ⇒『標準化戦争への理論武装』
よくわかる標準化シリーズ第2弾 ⇒『コンセンサス標準化戦略』
Otoya

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

関連するタグ Otoya 【一般書】 【経済産業】 【知的財産】 【標準化】 藤野仁三
経済産業 | 18:15:34 | トラックバック(0) | コメント(0)
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