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【文学】『太陽の塔』
打倒クリスマスファシズム、あふれだせ男汁!



『太陽の塔』
森見登美彦著,新潮文庫,2006年6月
日本ファンタジーノベル大賞・大賞受賞
★★★★

太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
(2006/05)
森見 登美彦

商品詳細を見る



『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦のデビュー作で、本書は著者が現役京大生だったときに書かれたもの。
「非モテ」という言葉がありましたが、本書は京都大学における非モテの主人公たちにスポットライトを当てた、切ない失恋回復ストーリーです。主人公の位置づけとしては、『げんしけん』とか、あの辺に近いですね。


** あらすじ **
1年前に彼女であった水尾さんの研究レポート執筆を続ける主人公は京大5回生。
サークルの先輩からも後輩からも軽蔑の視線を浴びる日陰者。
サークルの後輩・邪眼の植村嬢や熱血漢の海老塚先輩、そして水尾さんをめぐる宿敵も現れる中、主人公は悪友たちとクリスマスファシズムの打倒に向けて戦います。


========


この本はもうね、圧倒的な開き直りがすごいです。
非モテの悲哀とクリスマスの痛さは、恋人のいる人には決して理解できないでしょう。
かく言う僕も、所用がありイブの夜に秋葉原に繰り出したことがありました(遠い目)。

主人公たちは世間の暖かな空気と幸せ、そして何よりクリスマスファシズムを憎み、戦い、そして時に疲れます。
そうした中で京都の町を舞台に、愛車「まなみ号」を駆って、水尾さんの幻影を追うのです。
『夜は短し歩けよ乙女』でもそうでしたが、圧倒的に京都である特徴も十分に活きています。


本書はファンタジーノベル大賞の大賞を受賞したようですが、僕はファンタジーというよりは文学に近い気もします。著者の豊富なボキャブラリーとレトリック、そして軽妙なテンポ感はなかなか味わえるものではありません。

そして、最後に巻き起こる「ええじゃないか」の嵐と、その中に垣間見える登場人物たちに、僕はなぜだか感動してしまいました。
特別ハッピーエンドでもないけれど、そして日常は日常のままだけど、そうやっていつのまにか過ぎて行くのが、学生生活というものなんですよね。


失恋の回復と、そして友情を綴る異色の独白。
ぜひ主人公の苦悩に満ちた日々を覗いてください。
そしてまた、こうした日々に悩む人たちが実際にいるということも、お忘れなく。



** 著者紹介 **
森見登美彦(もりみ とみひこ)1979~
奈良県生駒市出身、京都大学大学院農学研究科修士課程卒業。在学中に『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し作家デビューする。また、2006年に『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、本屋大賞(2位)などを受賞し注目を集める。
独特の世界観と文体を持ち、作品のほとんどは京都が舞台、及び京都大学生が登場人物となっている。
現在は結婚し、図書館に勤めるかたわら執筆に励んでいる。
(Wikipediaより)



** この本を紹介しているサイトさん **
「なぞの男の小説感想部屋」さん
「Takekida’s log」さん
「~自分メモ~」さん
「夢水」さん


森見登美彦の代表作『夜は短し歩けよ乙女』のレビューはこちらからどうぞ。
Otoya

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

関連するタグ Otoya 【小説】 【文学】 【ファンタジー】 【京都】 森見登美彦 【文芸書】
文学 | 01:48:35 | トラックバック(1) | コメント(0)
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