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【フィクション】『とある飛空士への追憶』
「貴様にひとつ、重大な任務を託したい」



『とある飛空士への追憶』


『とある飛空士への追憶』

    犬村小六

    ガガガ文庫(小学館)
    2008年02月

    ★★★★

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あらすじ
“神聖レヴァーム帝国”は“帝政天ツ上”と戦争状態にあった。
戦況はほぼ膠着状態。
しかし、天ツ上は航空機の技術力をじわじわ上げていた。

これに対しレヴァーム帝国は、“ファル・デル・モラル”を皇太子に嫁がせ、味方の士気を上げようと計画した。
ファルは、石油に代わるエネルギー源、水素燃料を扱う大富豪の娘。
しかし、ファルは本国から中央海を隔てた、敵国に程近い都市サン・マルティリアに住む。

帝国は大艦隊を組みファルを迎えに行ったが、天ツ上の迎撃によりあえなく壊滅。
窮地に立たされた帝国軍はある極秘計画を立て、サン・マルティリアの一等飛空士“シャルル・狩野”に密命を下した。


「次期皇妃を偵察機の後席に乗せ、中央海を単機敵中翔破せよ」

しかし“海猫作戦”は、すでに無線通信の傍受により敵の知るところとなっており、敵艦隊は2人の乗る偵察用航空機を待ち構えていたのだった。






というわけで、お姫様と二人きりでクルージング(?)という、ちょっとベタすぎるくらいの設定です。
よく言えば、ロマン溢れる空の旅。
実際は、武装もロクにしていない二人乗りの偵察用航空機で12,000kmの海を渡るという無謀な作戦。


シャルルは教会で育てられた、任務遂行を第一に考える優秀な飛空士。
一方、ファルも人形のように「良い子」で通ったお嬢様。

この状況で二人きりで放り出されたら、あんなことやこんなことを考え、実行してしまいそうですが、シャルルはそんなことない(はずの)マジメな奴。

のはずですが、二人で長旅をしていれば、やっぱりいろいろ起こります。
ドキドキ感が青春って感じでいいんですが、2人の年齢が18歳という設定に多少違和感も感じました。
もっと幼く(15歳くらいに)感じたのはイラストのせいかも…?

一応断っておきますが、シャルルは超イイ奴です。



敵艦隊の目をかいくぐり雲の中で姿を隠す緊迫感、
敵航空機からの逃亡戦のスピード感、
空中での飛空挺同士の動きが目に浮かぶ描写で、とても読みやすいです。

『紅の豚』をイメージされる方が多いかも知れませんが、イメージはそれでピッタリです。
ただ、『紅の豚』はわりとオトナな話でしたが、こちらは若者が青春してます。
そうは言っても、飛空士という職業柄(?)つきまとう寂寥感のようなものが、底で流れているところは共通かもしれません。



また、本編では登場人物それぞれの過去にも触れられていますが、設定・ストーリーともに、多少、ご都合主義な面があります。
私はライトノベルはあまり人に勧めないのですが、でも本書はあえて勧めたい。
本書はライトノベルに偏見を持つ人にこそ読んで欲しいと思います。
切なさと信念を、雲を抜けて自由に飛び回る飛空挺や果てしない空と海の青さと共に終始爽やかに描いた、気持ちの良い青春小説です。



** 著者紹介 **
犬村小六
1971年生まれ、宮崎県出身。ゲームクリエイター、ライトノベル作家。代表作『幻想水滸伝III』シナリオ、『レヴィアタンの恋人』シリーズ。


Illustrator : 森沢晴行


** この作品をレビューしているサイト **
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2009-04-28 Tue 07:29:28 | 狭間の広場

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