■レビュージャンル
■テーマ別記事リンク
■管理人プロフィール

Otoya sing です.
地震の影響はありませんでした.
通常運営してまいります.

■最新記事
■カウンタ


当サイトではきれいなお姉さんを
全面的に支持します

■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■QRコード

QR


ラ・フォル・ジュルネ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


関連するタグ
スポンサー広告 | --:--:--
【SF】『機動戦士ガンダム』
アムロは構わずペガサスに向けてガンダムを直進させる。
「ペガサス! G3! ガンダムだ。赤い彗星は我々に協力を求めている。」

シャアは絶叫した。
「ルロイ! ガンダムは気付いてくれたのだぞ!」

ルロイ・ギリアムはサンバイザーを開いてあふれる涙を拭った。
「俺は……とりかえしのつかぬことをしてしまった……」



機動戦士ガンダム〈3〉 (角川文庫)
『機動戦士ガンダム』(Ⅰ~Ⅲ)

 富野由悠季著,角川スニーカー文庫,1987年11月
 ★★★★★














お台場で着々とガンダムが建造中ですね。
なんと1/1実物大のガンダム。こいつぁ見るっきゃないですよ!
さらにファーストガンダムの劇場版3部作も映画館で上映中とか。
僕は来週『めぐりあい宇宙』を観に行こうかと思います。

と、1979年のアニメ放送から30周年を迎えたガンダム。
前回まで連載していた乱世特集はちょっと休憩して、今回はガンダムの原作となる小説をご紹介。
まぁ伝説的なので今さら僕が言うまでも無いとは思うのですが。
でも高校時代に読んで感銘を受けた本なので、紹介したいと思います。


========


お台場ガンダム
                 お台場にて建造中のガンダム



◎ここから全てが始まった

「ガンダム」の名前を知らない日本人てけっこう少ないんじゃないでしょうか。
1979年にアニメ放映がなされ、以来30年。
ガンダムはシリーズ化され、時代や世界観を変えて放送され続けています。

その大元となるのが本書『機動戦士ガンダム』(以下「小説版」)。
富野由悠季監督により描かれた、本格的なSF小説です。
(※本書は原作を元に富野由悠季氏が手を加えて再出版したもの)

ガンダムを知らない人に1つ断ると、これはロボットアニメではなくSF小説です。
なぜ断ったかと言えば、文学的にも通じるほどに、本書には著者のイデオロギーが詰められているからです。
もちろんそれがあったことが、今日までガンダムシリーズが続いたことの理由にもなっているわけですが。

未来、宇宙に進出した人間たちを舞台にして物語は繰り広げられます。

政府・官僚のあり方、指導者の考え方。
利用する組織と利用される個人。
選民思想や、新たなイデオロギーの確立。
人間と人間の関わり。自分と他人の関わり。
思春期の少年の成長。
人類は進化するのか、そして進化は受け入れられるのか。


僕が書くと実に陳腐ですけど、こういった著者の主張が随所にきらめいていて、それが作品全体の魅力に繋がっているのだと思います。
単に宇宙でロボットが戦争をするのではなく、あくまでアムロ・レイという主人公を主軸に置いた、人間と社会を描く物語なのです。



◎アニメと何が違うのか?

本書はアニメ版との違いがずいぶん大きいです。

全員が最初から軍人だし、ララァと戦ってガンダム撃墜されるし、シャアはドムに乗ってるし、アムロはセイラさんと寝るし、地球は出てこないし。
でもそんなの全部帳消しにするほど、ラストシーンはショッキング

特に僕はアムロのその後よりも、ホワイトベースクルーのその後が面白いと思いました。
本書の著者の主張を貫くならば、確かにあのラストシーンは良い終わり方です。
そしてセイラさんのその後も、締めとして余韻のある描写でした。

でもアニメとの一番の違いが何かと問われれば、それは製作者の違いだと思います。

アニメ版は、著者・富野監督の他、大河原氏のメカニックデザインや、安彦氏のキャラクターや、色んな人の手が入って完成された作品です。声優さんたちの個性的な演技も欠かすことはできません。
そういった手がけた製作者たちのエッセンスがそれぞれ詰められていて、だからこそ普遍的な人気のある、「今日まで続くガンダム」となったのでしょう。

一方で本書はと言えば、あくまで著者1人による小説作品。
でもだからこそ、著者の言いたいこと、すなわち「ガンダムのイデオロギー」が凝縮されいて、魅力を醸すのだと思います。
それは時にアニメのガンダム世界を逸脱するかもしれません。
主張が強い分、決して万人受けするものではないでしょう。
しかしそこにこそ、本書の意味はあるのです。



◎個人的に…

小説というか、文章としては、ちょっと筆になれていない感もします。
著者は小説家ではないですから仕方ないところですがね~。

でもやっぱりラストシーンはおもしろい!
アニメ版のラストも好きだったけど、小説版もまた熱い
最後は息つく暇もない展開。ページをめくるのが早い早い。

あと、全ガンダムシリーズを通して、小説版の扉絵が一番カッコイイ&カワイイと思います。
そしてセイラさんがエロい。これだけでも一見の価値有りです。

ガンダム挿絵
         個人的にはバスタオルがツボ



** 著者紹介 **
富野由悠季(とみの よしゆき)1941~
日大芸術学部を卒業後、虫プロへ入社し、『鉄腕アトム』の脚本・演出を手がけた。その後はフリーとなり以後TVアニメ・シリーズの監督として数々の名作を生む。
『海のトリトン』『機動戦士ガンダム』『オーラバトラー戦記」など。



** 関連情報 **
・1/1ガンダム
東京お台場・潮風公園にて7月11日~8月30日公開。
オフィシャルサイトはこちら

・ファーストガンダム劇場版3部作公開
『機動戦士ガンダムⅠ』公開終了
『機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士』7月4日~7月10日
『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙』7月11日~7月17日



** この本を紹介しているサイトさん **
「MUDDY WALKERS」さん
「G線上のカタルシス」さん
「ころがるクマのように」さん
「サタケ家」さん
Otoya


テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

関連するタグ Otoya 【小説】 【SF】 富野由悠季 ★★★★★ 【文芸書】
SF | 02:09:59 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。