■レビュージャンル
■テーマ別記事リンク
■管理人プロフィール

Otoya sing です.
地震の影響はありませんでした.
通常運営してまいります.

■最新記事
■カウンタ


当サイトではきれいなお姉さんを
全面的に支持します

■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■QRコード

QR


ラ・フォル・ジュルネ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


関連するタグ
スポンサー広告 | --:--:--
【社会/政治】 『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』
君は愛する者のために死ねるか?


    新・ゴーマニズム宣言SPECIAL
     『戦争論』

     小林よしのり

     1998年6月

     幻冬舎

     ★★★★★





大東亜戦争での日本人の言動を中心に、現代人に生き方を問う超大作です。
膨大な資料を引用・参考にしていますが、目的は歴史の講義ではなく日本人への問題提起
偏った情報を鵜呑みにすることの危険性と、“日本人の目覚め”を訴えています。



目次

第1章 平和をサービスと思う個人
第2章 空気に逆らえぬだけの個のない論調
第3章 若者のためにスケールのでかい
     日本の戦争の説明
第4章 東京裁判洗脳されっ子の個人主義
第5章 南の島に雪が降る
第6章 倫理ある個の芽生え 特攻精神
第7章 公から離脱した個は人でなない
第8章 承認された暴力、されない暴力
第9章 他国の軍と残虐度を比較する
第10章 反戦平和のニセ写真を見抜け
第11章 「証言」というもの
第12章 洗脳されている自覚はない
第13章 置き去りにされた祖父
第14章 痛快な戦争体験
第15章 自己犠牲の戦争体験と正義
第16章 クニを護ための物語
第17章 軍部にだまされていたのか?
第18章 悪魔の戦争
第19章 個と公
第20章 個を超える勇気と誇り
最終章 自由と束縛


初めに言っておきます。私は本書の主張に賛成です。

◇「日本だけが侵略国家と言われるのはおかしい!」と気づく

"太平洋戦争は日本が悪玉だった"というそれまでの定説を、「公共性」「物的証拠」という
側面からひっくり返しています。
話の進め方が優しく(易しくではない)、 そこからも1人でも多くの日本人に
目覚めてもらいたいと思っているのがよくわかります。


この記事を書くとき、他のサイト様による書評をいくつか読ませて頂きましたが、
他の本と比べて特に批判の記事が多いですね。
それだけ影響力の大きい作品ということでしょう。
公平な議論がされていない、といった感想が多くあったような印象ですが、
公平でなくて当たり前ではないかと。なんてったって“ゴーマニズム宣言”ですよ?
著者は読者に問題提起をして、自らの意見を伝えているだけであり、本書が100%正しいとは
一言も言っていません。
むしろ“「そう言ってる小林よしのりこそが洗脳しようとしているのでは?」と疑いながらでいい”
とまで言っています。

  「知る」ことで見えてくることがある。
  「知る」ことで気付くことがある。


著者は、「自ら知ろうとすること」を求めています。
政治や歴史に限らず、あらゆる分野において言えることだと思いますが、
書籍だけ、新聞だけ、TVだけ、インターネットだけに偏るのではなく、
あらゆるソースから自分で情報を集めてくることが大切ですね。



◇大東亜戦争を語り継ぐ

乱世特集で見てきたように戦争の物語は面白いです。
それは、単に刀を合わせるだけじゃなく、知略を駆使した駆け引き、それらを超越した
熱い魂を見ることができるから。

ならば、史上最大の戦争を、面白い物語として語り継ぐことがあってもいいのではないでしょうか?

本書第15章の高村武人氏の戦争体験記は素直に感動できる作品です。
(失礼ながら)著者がここまで面白いマンガが描ける人だと思っていませんでした。
(これ読むまで『おぼっちゃまくん』でしか知らなかったもので…)
もちろん高村氏の体験が凄まじいものであったことは異論を挟む余地のないことですが、
戦場での苦悩、痛快な勝利、無念の敗北。全てが詰まっています。
この章がなければ『戦争論』が成り立たないくらいの重要な物語だと思います。


個人的には、パール判事について理解が深まったのが大きな収穫でした。
東京裁判でただ一人日本無罪論を主張した人物であることは知っていましたが、
その背景までは知りませんでした。
日本人にとっては、いくら感謝してもし足りないくらいの英雄じゃないですか!
日本人は、パール判事のことを忘れてはいけません!
(⇒より詳しく知りたい方は『パール真論』


◇「個」を支えるのが「公」

 「公」から離脱した「個」は人間ではない
 歴史を持つものこそが人間である


私が本書で最も共感した文言です。
私の周りにも、直接的な見返りがあることを確認しないと動き出さない人間がちらほら存在します。
この言葉を読んでようやく、彼らには「公」がないんだ、ということがわかりました。
「公」という制約があってこそ、その中で“責任”が生まれ「個」を支えるのですね。

著者は、「公」とは「国」とも言い換えられると言っています。
すると、「歴史」とも「文化」とも言い換えられるのではないでしょうか。

私は「歴史」とは価値判断の基準であると思っています。
自ら仕入れた歴史知識は、
 今まで何が起きたかを知り、
 この後何が起きるかを予測することで、
 今何をすべきか、

を考える重要な材料になります。

この場合の歴史は個人の知識の質と量によって変わります。
この歴史が仮に偽装されたものであった場合、
日々の生活の中の実感と、あるいは論理的に突き詰めるとどこかで矛盾が生じる。
つまり基準がブレる。
正しい判断をするためには正しい歴史を身につける必要がありますが、
何が正しいかは個人個人が知ろうとしていく中で見つけていくものなのではないかと思います。
(⇒より詳しく知りたい方は『「個」と「公」論』


◇まとめ

ボリュームが私の許容量を超えているので第1巻だけのレビューにしたのですが、
それでもうまくまとまりませんでした。
本書に賛成するか反対するかは人それぞれだと思います。

ただ、“ある意見が発言者の思考の100%を表している”と考えるのは危険だと思います。
私が本書を絶賛しているからといって、本書が100%正しいとは言っているのではありません。
冒頭で“私は本書の主張に賛成です”と言った通り、私は本書の"「公」「個」を失いかけている
日本人へのメッセージ"に賛成しています。

もちろん歴史の細かい点や解釈の議論は大いにするべきだと思います。
日本人という自覚があるならば必読の1冊です。


** 著者紹介 **
小林よしのり
1953年、福岡県出まれ。漫画家。。『東大一直線』でデビュー、その後は数多の傑作を生み出し続ける。1992年、思想・哲学の領域に踏み込んだ『ゴーマニズム宣言』が大ヒット。以降、政治色の強い作品を発表するようになる。斬新で明解な主張と独特の論調は様々な分野で大論争を引き起こした。最新作『天皇論』は発売後即ベストセラー。その他の代表作に『おぼっちゃまくん』『新・ゴーマニズム宣言 脱正義論』 がある。
(本書より) wikipedia


** この本を紹介しているサイトさん **
・「チュチュ姫の寝室」さん
・「いちヘルパーの小規模な日常」さん
・「逸朗日記」さん
・「電脳ポトラッチ」さん

** 参考リンク **
日本版ポリティカルコンパス
  政治と経済の立ち位置を判定してくれるテスト。私は「保守左派」(政治4.4 経済-0.5)でした。
麻生内閣総理大臣と鳩山民主党代表の党首討論 2009.8.12
  安全保証についても討論がありました。
  民主党・NHK・民放各局が生中継を拒否したのは一体なぜでしょうね?

sing

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

関連するタグ sing 【一般書】 【歴史/人物】 【社会/政治】 ★★★★★ 小林よしのり
社会/政治 | 08:22:33 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。